Ado【踊】歌詞の意味を考察！なぜ暗転パーティーを開くの？繋がりが与えるものとそこへ誘う真意を紐解く

前パートに続き弱気で卑屈な内面を吐露します。

”舌鋒絶頂”という言葉が、自暴自棄になりそうな様子を表現しています。

塞ぎ込んで他のことなんて興味ない、関係ない、と拒絶。

散々卑屈になって自分を痛めつけた結果、夜行だと開き直ります。

”鳴いていこう”には、”泣いていこう”も含んでいるように思います。

ネガティブことや劣等感を抑え込んでエンディングです。

なんとか叩きのめして、勝ち名乗りを上げてバイバイします。

きっとまたやってくる次の戦いを見据えながら、今日の勝利を祝うのです。

ひとりで考え込んでもネガティブになるばかりだからだと思います。

ひとりで抱え込んで良くなるのならそれでもいいのかもしれません。

でも、良いことがないのなら、開き直って暗転パーティーで切り替える。

暗転ということは、真反対の状況に一瞬で切り替えるということです。

それくらい瞬間的に気分を変えることで、ネガティブを乗り越えようとしているのではないでしょうか。

繋がりが与えるものとは、心の安定と回復ではないかと思います。

塞ぎ込んでひとりで考え込んでしまうと、どんどん視野が狭くなって落ち込んでいきます。

誰かと繋がることで、自分とは違う価値観やノリに触れ悩みとの向き合い方が変わります。

ひとりだと大事に感じたことも、誰かに話すだけで軽くなる。

人と人が繋がることで心の安定や回復を得た経験をした方もいるのではないでしょうか。

そして、そこへ誘う真意とは、人間ひとりでは成り立たないからだと思います。

ジグソーパズルのピースは、お互いの形を補完し合っています。

ピース単体で形を保っているのではなく、周りのピースでも保たれています。

それは人との関係にも当てまるのではないでしょうか。

自分はこういう人間だと思っていても、周りから見たあなたの人間性は違うかもしれません。

周りが持っている印象があなた自身を形作っているともいえるのです。

だから、自分だけが苦しいと思っていても、話してみたら意外と苦しみが和らぐかもしれない。

”暗転パーティーだ”と開き直ってバカ騒ぎすることも必要なのです。

公開からわずか九日間で再生回数1000万回を達成したMVにも注目です。

ゴーグルを付けボクサーになったツインテールの少女がリングに立ちます。

反対側に立つ相手にパンチを繰り出し、最後は左手を掲げ勝ち名乗りを上げます。

公開当時、Ado本人が「今までで一番ヤバイ」と表現したほどの傑作MV。

「かゆか」のイラストとともに堪能してください。

Ado「踊」の歌詞について紐解いてきました。

失恋で追った痛手を抑え込み乗り越える姿を描いた歌詞だと解釈しました。

失恋だけでなく、悩みをひとりで抱え込まないことの大切さを教えてくれます。

人と繋がることで乗り越えていく、視点が変われば悩みもちっぽけに感じます。

跳ねたリズムに乗って歌詞にも注目してみてくださいね。

2020年を席巻した「うっせぇわ」についても考察しています。

あわせてご覧くださいね。