それでは「チェリーボンボン」の歌詞をご覧いただきましょう。
子どもの頃もらった大人の味
子どもの頃おばあちゃんに
ねだるとたまにくれた
夜更かししてるのと
同じくらいドキドキねえ
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-110817-100
チェリーボンボンといえばまず思い浮かぶのは、あのオトナなチョコレートではないでしょうか。カリッとしたビターチョコでコーティングされ、一口かむとウイスキーやブランデーなどの洋酒とともにサクランボの果肉がくにゃっとするアレです。サクランボをまるごとコーティングした本格的なものから、ドイツのBohme社によるほぼウイスキーボンボンのような形のものまで様々な種類があります。
いずれにせよ、ミルクの含有量の少ないビターなチョコレートと洋酒の辛さ、そして鼻の中や胸がカーッとあたたまるようなアルコールの芳香により、まさに「大人のチョコレート」の代表格といってもいい存在でありましょう。
チェリーボンボンをくれるおばあちゃんって非常に良いですね。家柄が非常に良さそうだったり、家族の教養の深さやセンスがあったりといった想像をしてしまいます。ちなみに筆者のおばあちゃんは、大阪の堺筋本町にある喫茶ゼ―六のモナカをよくくれました(マニアック)。このモナカはオトナの味というよりはレトロな大阪の味でございます。
そしてチェリーボンボンひとつで夜更かし並に心がわくわくドキドキできる子どもって、大人からしたら非常に羨ましいですよね。ちょっとしたことで無限にわくわくできる無邪気さにぜひとも戻りたいものです。大人になって知恵を得て欲深くなってしまったら、あとは努力して楽しみに行かないといけないときがありますから。
大人になったのは
勘違いじゃないけど
たしかに覚えてる
あの頃と同じ味ね
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-110817-100
「勘違いじゃないけど」と「たしかに」の使い方が良いですねえ。たしかに大人になったけど、子どもの頃のチェリーボンボンの味もたしかに覚えているの、と。大人と子どもの線引きは身体的特徴や年齢ではハッキリ区切ることはできますが、精神的に大人か子どもかという問題提起はもはや論をもたないのではないでしょうか。
だから子どもの頃の味を大人になってからも思い出すことは可能ですし、だからといって大人であることを拒んでいるわけではないと。
子どもの頃聴いた曲
子どもの頃聴いた曲も
今なら違う風に
聴こえるのかななんて
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-110817-100
二番のAメロでは、今度は子どもの頃の音楽の思い出を提示しています。2度目の読書では1度目とは違った楽しみ方が可能であるように、子どもの時に聴いた曲を聴きなおすとまた違った印象を受けるのではないでしょうか。
小さい頃聴いた曲を聴きなおす習慣がありますでしょうか?子どもの頃わけわからず聴いていた音楽が案外いいことを言っている曲だった、なんてこともございませんか?
以上から「チェリーボンボン」は、味覚と聴覚の思い出をきゃりーちゃんワールドでコーティングした楽曲といえましょう。
「チェリーボンボン」まとめ
以上、きゃりーぱみゅぱみゅちゃんの「チェリーボンボン」の概要と歌詞についてご覧いただきました。
五感でうけとった子どもの頃の記憶を思い出すきっかけとしていただければ幸いでございます。また、「KPP BEST」は稀に見る超優秀・神盤ともいっていいくらいクオリティが高いので、まだチェックしていない方は早急にお聴きいただければと思います!
明日のおやつは食べるほうのチェリーボンボンにいたしましょう。もちろんお車を運転される方は聴くほうのみにしてくださいね。
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