ミラクルをキミとおこしたいんです 時はもうそこまできてるよ
断然そしたら分かち合おうぜ 重い扉のカギをあけて
見るもの全て奇跡の可能性 本当さ 何度でも言うぜ
心の声が自由を望んでる キミとなら奇跡は起こるぜ きっと!
出典: ミラクルをキミとおこしたいんです/作詞:山口隆 作曲:山口隆
リフレインはまた紙幅の関係で省略いたしました。
クライマックスの歌詞になります。
サンボマスターならばこの先の世相がどんなに暗くなっても応援する歌を創ってくれそうです。
キミからの告白を受けて新しい自分の可能性に気づいた僕。
次からはふたりで何もかもやっていけるという気持ちがあふれ出します。
恋愛を経験したすべてのひとが感じたことのある全能感がバリバリに発揮されているのです。
この全能感は本当のことをいうと無敵ではありません。
社会には現実という大きな障壁が立ち塞がります。
また、付き合いたての頃の全能感をいつまでも持ち続けることは至難です。
それでも山口隆やサンボマスターはこの全能感を根拠にして歌を創ります。
私たちが何かの障壁をブレイク・スルーするにはこの一瞬に弾ける想いをぶつけてゆくしかないからです。
この曲はラブソングでもあり、ライブなどで熱狂するためのパーティーソング的な側面もあります。
キミというのはきっとリスナーやオーディエンスのことでしょう。
サンボマスターのライブに足繁く通っている人たちへのエールです。
ひとりでサンボマスターの歌を聴いて勇気付けられている人たちも含めて一緒に扉の向こうへゆこう。
山口隆とサンボマスターはそう歌っているのです。
リスナーとならば奇跡を起こせる
リスナーとならば、オーディエンスとならば、僕らはミラクルを起こせる。
このことは理想論ではないはずです。
ロックバンドとしての、ライブバンドとしての実感を歌に込めています。
ライブ会場でオーディエンスは日常から解き放たれたいと願うもの。
つまり閉塞した日常からの自由を求めてステージに向かって声援を贈って踊り続けます。
この曲「ミラクルをキミとおこしたいんです」はロックが弾けるライブ会場の姿を見事に再現しているのです。
キミと僕との関係は疑似恋愛としてのもの。
アーティストとリスナーやオーディエンスとの分かち難い紐帯を表現しています。
サンボマスターは幸せです。
実際に叫べば応えてくれるリスナーたちと強く結びついているのですから。
ミラクルを起こせるという全能感はステージに立つアーティストの心の拠り所でもあります。
サンボマスターから勇気を得た人はアーティストに勇気を送り返すように応えてあげてください。
そのときにどんなミラクルが起きるかをサンボマスターは知っています。
サンボマスターと一緒に歩むことで生まれるミラクルが世界を席巻すると歌いきったのです。
「ミラクルをキミとおこしたいんです」
この歌はラブソングのようでもあり、私たちへのエールでもある。
そして何よりもアーティストとリスナーの紐帯で奇跡を生めるのだよという宣言です。
サンボマスターが世に送り出したミラクルが具現化した曲であります。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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