ポルノグラフィティの【Winding Road】をご紹介
ポルノグラフィティの新しい音を発見!
彼らの楽曲【Winding Road】を聴いたとき、そう感じた人も多いのではないでしょうか?
これまでにありそうでなかった楽曲としてファンからも絶大な人気を誇る本楽曲。
バラード調の優しいメロディーにハーモニカとギターの音が溶け込んで、心地よく胸に響きます。
【Winding Road】は「曲がりくねった道」という意味。
見通しがよくまっすぐな一本道ではなく、あえて曲がりくねった道としたのにはどんな意味があるのでしょうか。
今回はこの【Winding Road】の歌詞を徹底解説していきます。
どんな想いが感じ取れるのか、しっかりと歌詞の内容に迫ります!
【Winding Road】はこんな曲
2006年にリリースされた21枚目のシングル曲
【Winding Road】は2006年にリリースされたポルノグラフィティの21枚目のシングルです。
作詞作曲はボーカルの昭仁さんで、本楽曲では初のハーモニカ演奏を取り入れています。
イントロとアウトロで演奏するため猛特訓して習得したそうですよ。
Tamaさんが脱退してから2人体制となったポルノグラフィティ。
新しいステージに向けて着実に進んでいるのがファンの目から見てもわかるような時代でした。
未発表曲としてライブで披露されていた
ポルノグラフィティファンならご存じかと思いますが、2006年のライブで初披露されていました。
『横浜ロマンスポルノ'06〜キャッチ ザ ハネウマ〜』や『THE 夢人島 Fes.2006』で聴いた方も多いのでは?
この時はまだリリースしていなかったため“未発表曲”として披露されていましたね。
それまでのポルノグラフィティにはなかったテイストで、ファンを驚かせてくれました。
そして今となっては、彼らのバラード代表曲ともいわれるほど愛される1曲に。
ポルノグラフィティのジャンルに捉われない音楽性は、いつだって私たちを最高に楽しませてくれます。
そんな曲のひとつでもある【Winding Road】。
【Winding Road】「曲がりくねった道」が示すものとは?歌詞を紐解きます
ここからは【Winding Road】(曲がりくねった道)に込められた想いを見ていきましょう。
歌詞に出てくる人物は主人公と「君」です。主人公は「君」に恋をしました。
その恋がどのように発展してどんな結末を迎えていくのでしょうか。
そして曲がりくねった道と表現したのはなぜなのでしょうか。
その意味を歌詞から紐解いていきます。
季節は夏から秋へ
長く永い旅路に僕は君に恋した
季節めぐり時雨月 心をそっと濡らす
時が何か変えるならどうかどうかそっとして
君と歩く今だけ 静かに止まっていて
出典: Winding Road/作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁
2行目に出てくる「時雨月」はしぐれづきと読みます。
陰暦で10月のことを指しているので、季節は夏から秋へと変わっていく様子がわかります。
そしてその次のフレーズで「濡らす」と表現していることから秋雨をイメージできます。
主人公はしばらくの間、恋をせずに生きてきたのかもしれません。
長く一人でいて、夏が来る前に出会ったのが「君」なのではないでしょうか。
やっと恋人同士になれた2人なのに、どこか主人公は寂しげです。
1年が足早に過ぎようとしているのを、どうにか止めたい。そんな気持ちが伝わってきます。
同じ方向に進めなかった2人
水辺のほとりに続いたWinding Road
こんな二人にはお似合いなんだろう
一つの傘が悲しい
出典: Winding Road/作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁