YUKI【プリズム】

YUKI曲王座決定戦、第1位の人気曲

YUKI【プリズム】歌詞を徹底解釈!YUKIがかつて抱えた心境って?幻想的な世界が導く未来とは…の画像

JUDY AND MARYのボーカル、YUKI

彼女は2002年2月にシングル【the end of shite】でソロデビューを果たしました。

その1ヶ月後に2枚目のシングルとしてリリースしたのが、今回ご紹介する【プリズム】です。

この曲はソロデビュー後、初めてYUKIが作詞を担当した作品。

デビュー15周年に開催されたYUKI曲王座決定戦では、見事第1位を獲得した大人気曲です。

アルバムでは、1stアルバム「PRISMIC」とベストアルバム「five-star」に収録されています。

紅白のラッキーハプニング

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YUKIは、2012年「第63回NHK紅白歌合戦」に出場。

その際に【プリズム】が歌われました。

歌が終わった後、パフォーマンスとしてステージから降ってきたのは星型の紙吹雪。

その1つが奇跡的にYUKIの頭に乗りました。

これが「可愛すぎる」と話題に

演出ではない偶然のラッキーハプニングに、多くの方が癒された瞬間でした。

プリズムの歌詞について

YUKI自身が抱えていた心境

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YUKIが【プリズム】を作詞したのは、JUDY AND MARY解散後すぐ。

そのため、歌詞からはソロとして活動していく上での不安や葛藤

そして、新しい挑戦へのワクワクや周りの人への感謝の気持ちも読み取れます。

ファンにこの曲が人気なのも、YUKI自身が抱えていた心境がわかるから。

また、その気持ちに共感する人が多いからなのかもしれません。

ぜひ歌詞にじっくり注目してみてください。

JUDY AND MARYへの想いとソロ活動への不安

1つの旅が終わる

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涙の河を泳ぎきって
旅は終わりを告げ
光の音に導かれて
此処まで来たけど

出典: プリズム/作詞:YUKI 作曲:Andy Sturmer

ここではJUDY AND MARY解散の様子が描かれているようです。

解散理由には当時、不仲説や方向性の違いなど様々な臆測がありました。

本当のところはメンバーにしかわかりませんが、あれだけ人気だったバンドです。

きっと解散するにあたり、メンバー同士でぶつかりもしたでしょう。

そんなJUDY AND MARYという旅がついに2001年、終わりました。

その時、YUKIの中にあったのは「これから1人で音楽を続けていくべきか」という葛藤。

YUKIはファンや周りの人からの声援を受け、何とかソロ活動という光を見つけたのです。

それでもこの時点では、まだ「これでいいのかな」という戸惑いが感じられます。

守ってくれる人たちがいなくても

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ひらいた手のひら
あなたのかわりに
哀しみを抱いて
見果てぬ空の上

出典: プリズム/作詞:YUKI 作曲:Andy Sturmer

ここの歌詞、2行目に出てくる「あなた」とは一体誰なのでしょうか。

YUKIは誰かのことを想い、とじていた手のひらを勇気を出してひらいた様子。

実際に勇気を出してYUKIがやったことは「ソロとしての活動」でしょう。

そこから感じ取るに、「あなた」はJUDY AND MARYのメンバーたちだと思われます。

きっとYUKIはメンバーに支えられ、守られた気持ちで音楽活動をしていたのでしょう。

メンバーがいたからこそ、のびのび歌えていた部分もあったのかもしれません。

しかし、ソロになったら誰もそばで守ってはくれない。

寂しく哀しいけれど、その哀しさを胸にまだ見えない未来へと進もうという意志が感じられます。