大人らしい都会的ラブソング「So Good」
2ndアルバム「THE RIOT」収録曲
ゆったりとしたテンポで大人っぽさを演出している「So good」。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの2ndアルバム「THE RIOT」の収録曲です。
比較的アップテンポな曲が冒頭にくる構成の中、「So good」は気持ちを落ち着かせてくれるポジション。
コーラスの他に、楽器はマシンドラムとローズピアノだけというかなりシンプルな構成になっています。
にもかかわらずそれを感じさせない楽曲に仕上がっており、さすがEXILEグループといえるでしょう。
そんなこの曲のタイトルは、直訳すると「とても良い」という意味になります。
感覚を示す言葉ですが、何に対して良いと感じているのでしょうか。
タイトルだけでは分かりづらい、歌詞の意味を考えてみましょう。
90年代のR&Bを彷彿とさせる曲
「So good」を聴いた人の中には、曲にどこか懐かしさを覚えたという人もいるのではないでしょうか。
それもその筈、「So good」は1990年代のR&B(リズム&ブルース)の影響を受けているのです。
90年代のR&Bは黄金期とも呼ばれていて、2010年代になって再び脚光を浴びています。
当時はBaby FaceやJanet Jacksonなどが活躍し、数多くの名曲が生み出されました。
今となっては多くの若手アーティストがオマージュして、新しくも懐かしい楽曲が登場しているのです。
「So good」もその中の一つということですね。
自分にとって想い人はどんな存在?
「So good」はタイトルからでは分かりづらいですが、恋愛ソングです。
前提として、主人公は恋をしています。
相手は一体どんな人で、どんな存在なのでしょうか。
歌詞からどんな人なのか探ってみましょう。
自分を潤してくれる存在
君が僕に染み渡る
乾ききった喉を通る水のよう
どんなことも奇跡に感じる
光る星も 触れた肌の熱も
出典: So good/作詞:Masaya Wada 作曲:A-Dee・Hakan Mavruk・Beau Cassidy
出だしは主人公の想い人の紹介です。
とはいっても具体的な容姿や性格ではなく、「自分(主人公)にとってどういう存在なのか」という説明。
他の人から「あなたの好きな人ってどんな人なの?」と尋ねられた時、答えそうな雰囲気でしょう。
歌詞では、相手は自分を潤してくれる水のような存在だと語っています。
喉がカラカラに乾いた時、水を飲むと生き返ったような気分になりませんか?
きっと主人公は、好きな人と一緒にいるとそれと同じような気分になるのでしょう。
それでいて、身の回りの全てが「奇跡」に感じられるというのです。
「好きな人といるのは楽しい」というのはよくある話ですが、似たような感覚でしょうか。
相手は主人公の見る世界を変えてくれるのでしょうね。
そばにいて欲しい
僕の視界から 君が消えたら
それだけで僕は道を失ってしまう
僕の世界から 君が消えたら
どこにゆけばいいの
ずっとそばにいて
出典: So good/作詞:Masaya Wada 作曲:A-Dee・Hakan Mavruk・Beau Cassidy
次に、相手が主人公にとってどれだけ大きな存在かが語られています。
もし想い人がいなくなったなら、それだけで主人公は路頭に迷ってしまうようです。
「そんなに?」と思う人もいれば、「分かる!」という人もいるのではないでしょうか。
ある意味愛する相手は、主人公の世界を照らす太陽のような存在なのです。
恋愛に限らずですが好きな人がいると、それだけで世界が明るく変わってゆくものでしょう。
その人がいてくれるだけで、生きる気力も沸いてくるのです。
両想いか片想いかまでは分かりませんが、とにかく大切な存在なのが強烈に伝わってきますね。
大好きな人なら、ずっと隣にいて欲しいのは恋をしている人なら特に共感するかもしれません。