すでに結果は見えている
嗚呼 闘いの果て
掴んでも 消えるまぼろし
終わりは始まり 巡るラウンド
出典: VOXers/作詞:酒井雄二 作曲:酒井雄二
嘆くように出た言葉はすでに闘いが終わっているようにも聞こえます。
結果が出ていることを示す「果て」という言葉。
闘うことが終わったはずなのに手にしたものは何も無いのでしょう。
「まぼろし」は勝利を指しているのでしょうか。
試合には勝ったはずなのに自分には何も残っていない。
それは闘いが終わってもまた次の闘いが待っているからなのでしょう。
終わったけれどその後にまた来る「始まり」の日。
幾つもの「ラウンド」を消化しなければ勝利を得ることもできないのです。
色分けが重要な『VOXers』のMVをご紹介
メンバーのイメージカラーに注目
今回のMVではメンバーそれぞれのイメージカラーを設定しているようです。
アイドルグループに色分けはよくあることですね。
ベテラングループにも有効であることがMVを見るとよく分かります。
背景に映される動きを伴った鮮やかな五つの色。歌とメンバーを心地よく輝かせるのでしょう。
形にも五が付きます
色の他に飛び交うのは五の角を持つペンタゴンです。
色の次に五人を表すアイコンになっていますね。
五つの角で囲まれた中で広がり形を変える色は万華鏡でしょうか。
メンバー五人がそれぞれの輝きと、決して譲らない居場所を示しているのでしょう。
五つの色と五つの角を持つフォルムはこの後の歌詞にも関わってきます。
心に刻んでおいてください。
イメージカラーは赤で勝負
メンバーのイメージカラーと共にそれぞれの行動や性格が歌詞になっているところに注目しましょう。
MVにもあったように赤を背景にして歌うのはリーダーでもある村上てつやさんです。
この色とポジションは譲らない
In the Red corner
誇り高き試合巧者 真の狙いはひた隠し
テンカウントまで追い込む策士
出典: VOXers/作詞:酒井雄二 作曲:酒井雄二
トレードマークの黒いサングラスから「隠す」というイメージがわいたのでしょうか。
隠しているのが「真(まこと)」なら本心を出さないことも読み取れますね。
最終的な結論の「策士」は褒め言葉でしょう。
心の中では何かを企んでいて素直にハイとは言わない。
でも「決められた時間内に必ず結果を出す」能力を持っていることは確かなようです。
「カウント」が始まって追い込まれても、冷静でいるのはリーダーの資質の一つなのでしょう。
「赤」から始まったことには意味がある
五つの色の中から最初に出てきたのは赤でした。
そして赤を担当したのはリーダーの村上てつやさん。
それにはこんな意味も隠されているようです。