「ハモリ」ブームを作ったゴスペラーズ
ゴスペラーズは、1994年12月にメジャーデビューを果たしたボーカルグループ。
主にアカペラやゴスペルを中心とした楽曲を制作しており、グループ名の「ゴスペラーズ」からも見て取れます。
メンバーはリーダの村上てつやを筆頭に、黒沢薫と酒井雄二、安岡豊、北山陽一の5人構成です。
記録的なロングヒットとなり、一躍トップクラスのアーティストとして人気を獲得しました。
その後もヒットソングを連発し、近年は他アーティストの楽曲をカバーするなどさまざまな音楽性を広げつつ活動しています。
シングル『ひとり』
ヒットソング『永遠に』でスタートを切ったゴスペラーズの人気ぶり。
同ナンバーはゴスペラーズの16枚目のシングルとして誕生し、2001年3月にリリース。
ちょうど『永遠に』でゴスペラーズという存在が知られ始めた時期で、『ひとり』はヒットソングになりました。
それを証明するのがオリコンチャートで、ゴスペラーズ史上初のトップ10入りをしたということもあり大きな転機となるナンバーです。
シングル『ひとり』は、『東京スヰート』と『永遠に -unplugged live version- 』がカップリングされています。
ハーモニーのみのメロディーラインで勝負
シングル『ひとり』の特徴には聴いただけでもわかりやすい、伴奏を伴わないナンバーということです。
もともとゴスペラーズは5人の歌唱力を組み合わせることで、美しいハーモニーを奏でることができる実力派のアーティスト。
あえて伴奏を取り入れずに、彼らのみの力で勝負したのがシングル『ひとり』です。
この結果『ひとり』は大きなヒットを呼び、ゴスペラーズが広く知られるナンバーとなりました。
歌い出しから惹き込まれる歌詞
『ひとり』ができた背景とは?
『ひとり』を聴いてわかるのが恋愛ソングだということですが、ナンバーができあがるまではさまざまな背景があるはず。
そこでゴスペラーズのヒットナンバーの一つでもある、『ひとり』ができあがった秘密を紐解いていきます。
別名「出戻りソング」!?
ゴスペラーズの代表曲としても挙げられる『ひとり』ですが、ファンの間では「出戻りソング」と呼ばれることも。
この理由を解くには、作詞を担当した人物に秘密があるようです。
制作者をチェックすると村上てつやの名前があり、実は『ひとり』を制作した背景には彼の周辺に起こった出来事がキーポイントになります。
それというのも制作当時村上てつやと付き合っていた女性が浮気をしたことで破局、その後ヨリを戻したという経緯があります。
『ひとり』はそんな村上てつやが「一人」になった時期を表現しており、彼女と再び付き合うようになった喜びを表現しています。
村上てつやがリードボーカルである意味