誰かと共有できる時間が少しあればいいじゃないか
寄り添ってくれる人が一瞬でもいてくれるだけで…
生きてる間の ほんのちょっとの時間くらい
誰かといればいいんじゃない いいんじゃない
一人ぼっちは寂しいけれど みんな一人ぼっちなら
寂しくなんかない 一人ぼっちなんかじゃない
一人ぼっちは寂しいけれど みんな寂しいんなら
一人ぼっちなんかじゃない 寂しくなんかないから
出典: だいだらぼっち/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
一人ぼっちの自分を責めて、責めて、責めて。
その先に明るい未来はあるだろうか?
いや、もっと暗い未来しかないんじゃないだろうか?
それならいっそのこと、一人ぼっちを楽しむのもいいんじゃないかな。
だから、誰かと寄り添う時間がほんの少しだけあれば、それでいいんだ。
「ところで君は じゃあどんな人?」と尋ねられて気付いたよ
一人だけじゃ 誰かがいなきゃ 僕が誰かも分からない
僕は 生きてさえいないじゃないか
出典: だいだらぼっち/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
僕は誰かが勝手に付けた名前なんかいらない。
でも、ある時ふと気づいたんだ。
「僕は誰なのか?」って聞かれて。
そう、僕は一人ぼっちでもいいんだって思っていたけど、それは間違っていたよ。
だって、君や別の誰かがいるからこそ僕という存在があるんだってことが分かったから。
僕が誰なのか尋ねてくれる人がいなかったら、そもそも僕という存在はないのと同じなんだから。
僕らは一人ぼっちでさえなかったんだ
一人ぼっち×一人ぼっちの世界
一人ぼっちは寂しいけれど 君と二人ぼっちなら
寂しくなんかない 一人ぼっちなんかじゃない
一人ぼっちと一人ぼっちが 集まってできたこの世界
寂しいことなんかない 一人ぼっちなんていないよ
出典: だいだらぼっち/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
やっぱり一人ぼっちは寂しいよね。
でも君と一緒にいられるなら寂しくはないよ。
僕も一人ぼっち、君も一人ぼっち。
一人ぼっち同士の僕らが一緒ならきっと寂しくなんかないさ。
僕らがいる世界はきっとこうやって一人ぼっちと一人ぼっちが集まって出来ているんだ。
きっと君にも一人ぼっちの相棒がいるんだよ。
だから僕らはそもそも一人ぼっちなんかじゃなかったんだ。
僕らは歌を通して繋がっているよ
一人ぼっちになんてなれないから
出典: だいだらぼっち/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
孤独で寂しさを抱えている君。
僕もその気持ちがよく分かるよ。
だって僕も君と同じ気持ちだったから。
でも、僕らはね。
本当はどこかで誰かと繋がっていて、最初から一人ぼっちではなかったんだよ。
例え、君が今そう思えなかったとしても、それは見えていないだけなんだ。
僕が一人ぼっちでもいいんだと思い込んでいたようにね。
僕らは誰かと繋がっている。
それは家族や友人かもしれないし、恋人かもしれない。
今はまだ巡り合っていない誰かかもしれない。
もしかすると、今はもうこの世にはいない人かもしれない。
だから僕らは最初から一人ぼっちではなかったんだよ。
この世に誕生する瞬間だってそうだったよね。
目を開けて周りを見てごらん。
きっと君の周りにいる存在に気づけるはずだから。
今でさえ君はひとりぼっちではないんだ。
だって、こうして僕の語りかけに耳を澄ましてくれているからね!
そう僕らも歌を通して繋がっているんだよ。
終わりに
今回はRADWIMPSの「だいだらぼっち」の歌詞を独自の解釈でご紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
誰もが一度は感じたことがある「孤独」をテーマにしているからこそ、スーッと心に染みてきます。
澄んだボーカルの声がいっそう私たちの心に直接訴えかけてくるようです。
本当は「孤独」だと思っているのは自分だけなのかもしれません。
そんな時は、心の矢印が外ではなくて自分に向いているのだと考えてみましょう。
心の矢印が自分に向いていると、ついつい視野が狭くなり周りが見えなくなってしまいます。
そして、本当は目の前にあった大事な何かを見落としていたことに気づかないのです。
「だいだらぼっち」の歌詞を一言一言噛みしめながら、自分に尋ねてみましょう。
今、心の矢印はどっちを向いているのかって。