RADWIMPSの隠れた名曲「ます。」

「ます。」の読み方は知っている?

RADWIMPS通算4枚目のアルバム「おかずのごはん」に収録されている「ます。」

読み方は「ますまる」。

分厚いギターの音と畳みかけるようなビートが気持ち良い1曲ですね。

いったいどんな意味なのか首をかしげてしまいますが、果たして意味はあるのでしょうか?

「ます。」(RADWIMPS)のタイトルに込められた意味とは…?歌詞を徹底解釈!英語部分は和訳も!の画像

「ます。」のタイトルの由来

さて、不思議なタイトルの多いRADWIMPSの中でもひときわ異様なタイトルです。

しかし、調べてみる限りメンバーがタイトルの由来について語ったことはなさそうです。

「ます」というのは文末に使う表現で、断定的な表現を示しています。

歌詞のメッセージをリスナーに届けたい、という思いが詰まっているのでしょうか?

アルバムでも終盤に収録されている曲なのもあり、ラストスパートに向かう曲として「ます。」と名付けられたのではないでしょうか。

あくまで、推測の域を出ませんが恐らくこんな意味が込められているのではないでしょうか。

RADWIMPSの歴史をおさらい!

今やRADWIMPSというジャンルと言っても過言でないほど、独自の音楽性を確立したRADWIMPS。少しここで彼らの経歴をおさらいしておきましょう! 
2001年にギターの桑原明が友人である野田洋二郎(ヴォーカル&ギター)を誘い、RADWIMPSが結成されました。
2003年に1stアルバム「RADWIMPS」を発表。しかし、その後野田の大学受験のためバンド活動は休止。
翌年に活動を再開し、2005年にメジャーデビューしました。
「ます。」(RADWIMPS)のタイトルに込められた意味とは…?歌詞を徹底解釈!英語部分は和訳も!の画像

2017年には世界的ヒットを記録した「君の名は。」に楽曲が使用されるなどして、彼らの名は世界的に知れ渡ることになりました!

「ます。」(RADWIMPS)のタイトルに込められた意味とは…?歌詞を徹底解釈!英語部分は和訳も!の画像

野田洋二郎の描く世界観

RADWIMPS最大の魅力はやはりフロントマンで作詞作曲を手掛ける野田洋次郎。英語も流暢に扱います。
しかし、Mr.Childrenの桜井和寿から「日本語で書いた方が良い」とアドバイスを受け、日本語作詞にフォーカスしたと言われています。
一度聴いたら離れない強烈なメッセージ性のある歌詞は普遍的で、どんな人の心にも届くのではないでしょうか。
また「生きること」そのものを徹底的に肯定する彼の歌は、人と人との結びつきが弱くなってきた現代にこそ必要とされている歌ではないでしょうか。

歌詞を徹底解釈!(日本語パート)

達観した世界観に溢れる日本語歌詞!

「ます。」の日本語歌詞は個人的にはRADWIMPSの中でも特別、印象的な歌詞だと思います。

軽いタッチで書かれているにも関わらず、どこか人生を達観した野田の世界観がよく表れています。

なんやかんやと 溢れてるけど
ここにあるもの ここにないもの
それで全てです

出典: ます。/作詞:野田洋二郎 作曲:野田洋二郎

ここにないものって何なのでしょうか?

ここにあるものは目に見えるもの、ということでしょうか。

恐らく「ここにないもの」はまだ出会っていない人やもの、未来そのものを示しているのでしょうか。

RADWIMPSの曲は徹底的に「生きること」や「前に向かうこと」を肯定しています。

「ここにあったもの」=過去には目もくれていないことがうかがえますね! 

他にも何かないかと思いまして 歌を歌ってるわけです

出典: ます。/作詞:野田洋二郎 作曲:野田洋二郎