Set fire to my purpose
And I let it burn
You got off on the hurtin’
When it wasn’t yours, yeah
出典: Lose You To Love Me/作詞:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter 作曲:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter
「あなたは私の決意に火をつけたわ
そして私はそれを燃やし続けた
あなたは痛いのが好きだったわね
痛いのは、あなたじゃなかったけど」
セレーナは、ジャスティンのことを本気だったと語っています。
この痛さは物理的なものと精神的なもの、両方を表しているのでしょう。
そして、いつも傷つくのは彼女自身。
恐らく心身ともに、セレーナはボロボロだったのでしょう。
ジャスティンに振り回されるセレーナが思い浮かびます。
段々、DV彼氏に依存する彼女のような関係にも見えてきました。
彼女は彼との関係に苦しむ
We’d always go into it blindly
I needed to lose you to find me
This dance, it was killing me softly
I needed to hate you to love me, yeah
出典: Lose You To Love Me/作詞:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter 作曲:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter
「私たちは、いつも何の考えずに進んでいってしまう
私は自分を見つけるために、あなたを失わないといけなかった
この踊りは、私をゆっくり優しく殺していくの
私はあなたを嫌わないといけなかった、自分を愛するために」
セレーナの辛い気持ちがあふれていますね。
彼女らが何度も破局と復縁を繰り返している様子を表しています。
ジャスティンと一緒にいると、彼ばかり見てしまうのでしょう。
ちなみに「killing」には、「殺す」という意味と「悩殺する」という意味があります。
彼とのお付き合いは魅力的であり、同時にとても危険だったのです。
ここから分かることとして、セレーナは恐らく人間関係における損切りが意外と苦手だということです。
理想主義に生きている彼女だからこそ、諦めたくても諦めきれない辛さが表現されています。
破局と復縁を繰り返した2人ですが、実際の所はセレーナが一方的に執着しているだけだったのかもしれません。
ジャスティンはきっと早い段階でセレーナを切り捨てて他の女性に行こうとしていたことが窺えます。
セレーナの悲しみ
あなたを失う
To love, love, yeah
To love, love, yeah
To love, yeah
I needed to lose you to love me, yeah
出典: Lose You To Love Me/作詞:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter 作曲:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter
「愛するために、愛するために
愛するために、愛するために
愛するために
私はあなたを失ったの、私を愛するために」
まるで自分に言い聞かせているように繰り返しています。
彼のことは好きだけど、一緒にいれば自分がダメになってしまう。
頭では分かっていても、なかなか行動には移せないものです。
しかし、彼女はそれを行動に移せるようになりました。
この恋愛で、彼女は大人になったのかもしれません。
聴いているだけで辛い
I gave my all and they all know it
Then you tore me down and now it’s showing
In two months, you replaced us
Like it was easy
Made me think I deserved it
In the thick of healing, yeah
出典: Lose You To Love Me/作詞:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter 作曲:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter
「私はすべてを捧げてきたわ、それはみんなも知っている通りよ
でもあなたは私を引き裂くように捨てたわ、見せつけるように
そして2カ月もたたないうちに、私の代わりを見つけたのね
まるで何事もなかったかのように
私自身にその程度の価値しかないように思えたわ
あなたとの失恋から立ち直っている途中だったから」
セレーナとジャスティンは、お互いがまだ若い頃から付き合っていました。
彼女たちがくっつき、離れるのを私たちは何度も目撃しています。
紆余曲折はありましたが、いずれ彼女たちは結婚するものと私たちは考えていました。
実際、ファンの中にも早く結婚してほしいと願う人がいたのです。
彼女たちはベストカップルに見えました。
それだけに、ジャスティンの電撃婚約は世間を賑わせました。
セレーナはそうとう傷ついたはずです。
「私は所詮遊びだったの?」
そんな感情が浮かんできてもおかしくありません。
長く付き合ってきたセレーナは振られ、ポっと出の女性にすべてを盗られたのですから。
恋はここで幕を閉じる
ここまで聴くと意味が変わる
You promised the world and I fell for it
I put you first and you adored it
Set fires to my forest
And you let it burn
Sang off-key in my chorus
出典: Lose You To Love Me/作詞:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter 作曲:Robin Fredriksson、Mattias Larsson、Selena Gomez、Julia Michaels、Justin Tranter
「あなたは私に世界を約束してくれた、でも私は騙されていたみたい
私はあなたを何より優先したし、あなたもそんな私を愛していたわ
あなたが私の森に火をつけたのよ
それで燃やし続けたのよ
私もサビの音程を外すようになったわ」
「fell for」には「惚れる」意味と「騙す」意味の2つ意味があります。
最初の惚れていたと対比して、こちらは騙されたに意味が変わっていると考えていいでしょう。
同じ歌詞でも、見方を変えると意味が180度変わりますね。
最初は情熱の炎だったのが、今では森を焼き尽くす炎に見えます。
そして筆者の解釈では、歌詞5段目の「Sang」しているのはセレーナです。
彼女は2つのメッセージを伝えようとしています。
1つは「あなたが私の人生を狂わせた」というメッセージ。
もう1つは「良くも悪くもあなたの影響を受けて今の私がいる」というメッセージ。
単純にジャスティンを罵っていないところに好感が持てますね。
彼女がこの恋愛で、大人になったことを感じさせます。
よく「愛は憎しみに変わる」といいますが、この部分での変化はそれを象徴しているのではないでしょうか。
愛も憎しみも奥底に共通しているのは相手に対する強い思いであり、奥底が熱くなければ生じません。
逆にジャスティン・ビーバーの方はそういう思いは全くなく基本が冷めていて、もうとっくにセレーナへの愛はないのでしょう。
好きの反対は「嫌い」ではなく「無関心」といいますが、ここからもジャスティンの方が遥かに損切りの上手いリアリストといえます。