東京スカパラダイスオーケストラ【ALMIGHTY～仮面の約束 feat. 川上洋平】歌詞の意味解説！

誰かに褒められたい、誰かに認められたい。

そんな思いから行われる善行も、決して悪いものではありません。

ですがこの世界の善行の中には、誰にも気付かれずひっそり行われるものもたくさんあります。

誰にも褒められなくても、誰にも気付かれなくても。

大事な何かを守るために、自分の心の赴くままに。

誰も代わりのいない、自分にしかできない役目を背負って。

人知れず行動し続ける人も、世の中には大勢いるのです。

時に辛いことがあっても、それすらも気付かれません。

けれど、それでもその大役は自分が果たさねばならない役目なのです。

ALMYGHTYは、日本語に訳すと「全能」という意味の言葉です。

全能、分かりやすくかみ砕くと「なんでもできる」ということですね。

先程、言葉は武器になる、という旨の歌詞が歌われていました。

本を読んで、たくさんの言葉＝武器を身に付ける。

そうすれば、きっとたくさんのことができるようになるはずです。

武器で相手を傷つけるよりも、たくさんの知恵と勇気と、そして言葉で。

大事なものを人知れず守り、自分の信じる明るい未来を作っていく。

主題歌ともなっている仮面ライダーの活躍を、準えて歌われているようなこの歌詞。

ですがこれは、仮面ライダーというヒーローだけの事を歌った歌ではありません。

日常に生きる私たちにとっても、全く同じことがいえるのではないでしょうか。

私たちに本や書籍という形で遺された、多くの過去の歴史や言葉、そして文字。

それらをたくさん読み、多くの知識を身に付ける事で確かに私たちは強くなれることでしょう。

ですが時として、その言葉や文字で記された過去の歴史や叡智は、正しいものばかりではありません。

黒い悪の歴史、過ちの過去が記されていることもたくさんあります。

悠久の時を経てそれらを私たちが受け取ることにも、もちろん大いなる意義があります。

同じ過ちを繰り返さないように。同じ悲劇を、二度とこの世界に起こさないように。

過去からの歴史を受け取った私たちには、今度はそれらを止める責任が課されるのです。

自分達がそんな責任と戦っていることを、きっと多くの人は知る由もないでしょう。

ですがこの役目を背負えるのは、過去を知ってしまった人々だけ。

世界を守るために他の誰にも代わる事のできない役目を、全うしなければならないのです。

誰にも知られることのない活躍で、平和な世界を守る。

セイバーだけでなく、それはこれまで数多くの仮面ライダーが背負ってきた役目でした。

言葉を武器に、言葉を力に。セイバーは今日も、多くの敵と相対し戦って平和な未来を守るのです。

ヒーローという、現実からかけ離れた存在の活躍を歌うこの曲。

ですが決して、私たちに関係のない歌ではありません。

世の中の大勢の人々は、常日頃きっと何かと戦っているはずです。

大変な仕事、辛い勉強、自分を攻撃してくる人たち。

あるいは、そんな苦しみから逃げようとする自分自身と戦っている、という人もいるのでは。

それらからどうしても目を背けたくなったら、自分の英雄＝ヒーローのことを思い出してください。

辛い時に背中を押してくれる、自分の心の支えになってくれる、大好きなヒーローの存在。

それが仮面ライダーだという人もいれば、曲を歌うスカパラや[Alexandros]だという人もいるはず。

彼らからほんの少しだけ勇気をもらって、今日も辛いことから目を背けずに。

自分の戦いに、向き合って頂ければと思います。

いかがでしたか？

本日は『ALMIGHTY～仮面の約束 feat.川上洋平』の歌詞をご紹介致しました。

この曲は、いつも世界のどこかで人知れず平和を守るヒーローたち。

そして、いつも人知れずいろんなものと戦っている私たちへの応援歌でもありましたね。

大事なものを守るため戦うのは、ヒーローも普通の人も、何も変わりません。

だからこそこんなにも戦うヒーローの姿は、長年大勢から愛され続ける存在でもあるのでしょう。

本サイトOTOKAKEには、まだまだ皆さんに読んで頂きたい素敵な記事がたくさん！

その中から、最後に本記事と関連する曲をいくつかご紹介して終わりましょう。

今回ピックアップしたのは、本記事と同じく『仮面ライダー』シリーズに纏わる2曲です。