ここでは、ジョンレノン自身のことが綴られています。

Bag productionとは当時ジョンと妻のオノヨーコが行っていたバギズム活動の事でしょう。

バギズム活動(Bagizm)とは、平和活動の事で、袋に身を隠すと、その人の肌の色、宗教、性別などの外見が見えなくなるため、

本当のコミュニケーションが取れるという考えのもと行われており、偏見や固定概念をなくそうという活動です。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AE%E3%82%BA%E3%83%A0

 オノヨーコと出会って、ジョンは平和活動などを積極的に行うようになりました。

彼女に会えたことで人生ががらりと変わったようです。

バギズム活動の事を歌詞に入れるほど自分たちが行っている活動に誇りを持っていたのでしょう。

he got walrus gumboot

セイウチのゴムブーツを履いて。

出典: Come Together/作詞:John Lennon,Paul McCartney 作曲:John Lennon,Paul McCartney

実際には、ゴム製の長靴の事です。

ビートルズの曲「I am a walrus」(私はセイウチ)の曲とかけたのでしょう。

これからもずっと、一緒に。

He's got Ono sideboard

オノヨーコ(妻)を隣に乗せた。

出典: Come Together/作詞:John Lennon,Paul McCartney 作曲:John Lennon,Paul McCartney

ここにもオノヨーコの名前がはっきりと示されています。

妻を車の助手席に乗せたという意味でしょう。

いつも自分の隣にいて、これからも一緒だというジョンの意志が込められています。

ジョンのオノヨーコへの愛情が溢れていますね。

また妻を車の助手席に乗せるのは日常かのように当たり前の雰囲気も出ています。

he one spinal cracker
He got feet down below his knee
Hold you in his armchair, you can feel his disease
Come together, right now
Over me

彼の背骨にひびが入って、ひざまずいた。

肘掛け椅子を掴んだら、彼の病気に気づくはず。

今すぐにやろう。俺と一緒に。

出典: Come Together/作詞:John Lennon,Paul McCartney 作曲:John Lennon,Paul McCartney

 

ジョンの体に異変があったことが綴られています。

あまりに多忙なスケジュールで音楽活動や平和活動をしていたジョン。

休んでいる暇もなく 病気の事も誰にも言わず耐えていたのでしょう。

ジョンの膝掛け椅子を掴めるくらい、身近な人しか彼の病気に気づくことはなかったのです。

せめて歌にして自分自身の状態を伝えようとしていたのが受け取れますね。

物理的で穏やかな彼

ドラムの神「リンゴ・スター」

He roller-coaster

彼は、ジェットコースターのようだ。

出典: Come Together/作詞:John Lennon,Paul McCartney 作曲:John Lennon,Paul McCartney

ここでの主人公はドラマーのリンゴ・スター

ジェットコースターのようにドラムを叩く様子を表しています。

他のメンバーの才能がズバ抜けていたため、当時あまり良い評価はされなかったリンゴ。

しかしThe Beatlesはリンゴのドラムがなければ成り立たないほど、素晴らしいドラムの技術の持ち主です。

その才能を知っているジョンは、彼の才能をジェットコースターと例えたのでしょう。

不仲説はウソ?!

he got early warning
He got muddy water,
he one mojo filter

初期警告をされる。

彼は泥水をかぶっても、 魔術のフィルターがあるから動じない。

出典: Come Together/作詞:John Lennon,Paul McCartney 作曲:John Lennon,Paul McCartney

 

メンバーの中でも一番穏やかな性格のリンゴは、メンバー内で喧嘩や口げんかがあっても、落ち着ていました。

例え泥水をかけられても彼の中のフィルターで浄化させるのでしょう。

ここでは、リンゴの人の良さがわかる歌詞ですね。

不仲説がある中で、彼の特徴が良く綴られています。

He say, "One and one and one is three"

彼は、「1+1+1=3」と言う。

出典: Come Together/作詞:John Lennon,Paul McCartney 作曲:John Lennon,Paul McCartney

「1+1+1=3」簡単で当たり前の算数です。

それをあえて言うリンゴは、まさに現実的な考えの持ち主なのでしょう。