阿部真央【どうしますか、あなたなら】歌詞の意味を考察！完璧より大切なのは？ダメな自分を受け入れよう！

決して「人生諦める！」と、否定的な意味で歌っているのではありません。

この歌詞に込めた思いを、阿部真央はインタビューで語っています。

弱い部分も含めて、自分の全てを肯定していくと宣言しているのです。

このまま偽った姿を演じて、窮屈に生きていくのか。

それともたとえ他人には認められなくても、生きたいように生きていくのか。

阿部真央がインタビューで語っているように、後者を選ぶことは非常に大きな勇気が必要でしょう。

それでも主人公は生きたいように生きていくことを選びました。

決断の先に待ち受ける新しい毎日に、期待の思いを馳せています。

最後のフレーズは、リスナーへの問いかけです。

これまで苦しい思いをしてきたからこそ、生きたいように生きることに価値を見出すことができました。

苦しかった過去も決して無駄にはなっていないのです。

「同じように他人の目に苦しんでいる人がいるかもしれない」

「積み重ねてきたものが崩れ落ちることを恐れている人もいるかもしれない」

そんな人たちに対し「ありのままの自分を認めていいんだよ」と手を差し伸べています。

しかしあくまでも手を差し伸べただけです。

自分の行動を、心を、変えられるのは他ならぬ自分のみ。

どんな言葉をかけられようとも自分で決断しなければ、それは他人の目を気にしていた頃と同じになってしまうのです。

無理をすることの危うさを歌っています。

もちろん勉強したり、読書をしたり、先輩の意見に耳を傾けることは大切です。

しかし何でもかんでもインプットしようとすれば、いつしかキャパオーバーになってしまいます。

鵜呑みにし過ぎず、本当に必要なのかどうかを取捨選択することも必要なのです。

完璧な人間になることだけが全てではありません。

もちろんそれを目指して頑張っているという方もいるでしょう。

大切なのは、本当にその生き方を望んでいるのかどうかです。

見栄を張って両手いっぱいに花を抱えても、それは本人の美しさではありません。

見栄を張るのではなく、本当に望んでいる生き方を実現することの方が、何よりも美しく輝くのです。