いつも I love music
それは自由に
時に Groovin'
時に Swingin'
だから夢中に まるで宇宙にだって
飛んでいけるタイムマシーンに
出典: メロディーライン/作詞:FUNKY MONKEY BABYS・田中隼人 作曲:FUNKY MONKEY BABYS
一行目から音楽へのまっすぐな愛が伝わってきます。
自分なりに音楽を愛して、自由に曲を作って演奏しているというスタイルのようです。
だからといって、上手くいくことばかりではありません。
「Groovin’」は「Groove」の変形でしょう。
「溝」という意味で、動詞にすると「溝を作る」という意味になります。
「Swingin’」も「Swing」のことでしょう。
日本語でも「スイングする」という表現がありますが、分かりやすくすると「揺れ動く」という意味です。
「音楽づくりはいつも自由、だけど上手くいかないこともある」ということなのでしょうね。
作品を作るにも波があります。
絶好調の時もあればスランプの時だってあるのです。
思い通りにできなくて、音楽との距離が遠ざかってしまったと感じるのかもしれません。
それを「溝ができる」とか、「揺らいでいる」としているのでしょう。
これも音楽に限らず、芸術全般にいえることですね。
一時的に上手くいかない時期があったとしても、決してへこたれません。
むしろ上手くいかない時があるからこそ面白いのでしょう。
作曲とは気が付いたら時間が過ぎていて、どんな世界にも連れて行ってくれるものなのでしょうね。
憧れの先人たち
ジョンレノン&ボブマーリー
みたいに世界中救いたい
キック、スネア、ハート&ベースライン
交わって奏でる ピース&ラブ
出典: メロディーライン/作詞:FUNKY MONKEY BABYS・田中隼人 作曲:FUNKY MONKEY BABY
先程の偉人レベルの先駆者たちに続いて、もっと今の時代に近い先人のミュージシャンも登場です。
ジョンレノンはあの超有名なロックバンド・ビートルズのボーカル。
ボブマーリーも、思想の面で多大な影響を与えたジャマイカのミュージシャンです。
彼らは音楽で世界中の人々を楽しませてきました。
まさに伝説的な存在ではないでしょうか。
ミュージシャンの中には、彼らに憧れを抱く人も多いでしょう。
FUNKY MONKEY BABYSもそうだったのかもしれません。
3行目の「キック、スネア、ハット」はドラム用語のことだと思われます。
メロディーラインに乗って
幾千の夜に舞う メロディーライン
あなたの街にも
その涙を添えてもいいかい?
キレイなハーモニーで
未来へと伝うメロディーライン
夢も音色になって
朝が来るまで踊りたい
Feel the heart beat
出典: メロディーライン/作詞:FUNKY MONKEY BABYS・田中隼人 作曲:FUNKY MONKEY BABYS
サビはこの歌詞で共通です。
そもそも「メロディーライン」というのは、「曲の中心となる旋律」のこと。
主旋律とも呼ばれます。
美しい音が夜空を舞うって、なんだか想像しただけでもロマンチックですね。
涙もまた音楽を彩る要素なのでしょう。
それが悲しみであっても、喜びや感動からくるものであっても。
涙が出るような感情の高ぶりや、何かを愛おしく思う愛情。
これらの微妙な感情の変化でも、音楽でしっかりと表現することができます。
様々な感情を乗せた音楽は、まったく変わらない音色で未来に伝わっていくのでしょう。
美しい旋律は、時を超えていくものなのです。
最後の英文は「胸の鼓動を感じろ」という意味。
音楽は今もこれからも、聴く人の心を躍らせる可能性を秘めています。
世界を音楽で満たしたい
1番の歌詞からも、音楽は心を揺さぶるものであることが強く伝わってきました。
そんな素敵なものを作っているミュージシャンは、きっと誇りに感じることでしょう。
どんな音楽を作るのかはその人次第。
しかし「良い音楽を作りたい」という思いは、どのミュージシャンでも同じではないでしょうか。
作曲にかけるこだわりと情熱はまだまだ続きます。
音楽が生まれる瞬間
無音が不安で溢れ出した
涙 あなたを助け出したい
こんな感情こそ お蔵入りする前に
ソングライティング
出典: メロディーライン/作詞:FUNKY MONKEY BABYS・田中隼人 作曲:FUNKY MONKEY BABYS
人間は、まったくの無音の環境にいると不安に駆られます。
精神的にも悪影響なのだとか。
どんなに静かな環境が好きでも、何の音がないのも恐怖を感じてしまうでしょう。
そんな時に救ってくれるのが音楽です。
不安に駆られる心を救いたいという思いを、音楽にしたいと思ったのでしょう。
それを忘れない内に曲を書き始めます。
こうして感情が湧いたとき、「この想いを音楽にしよう」と考える。
全ての音楽がそうではないでしょうが、こうした形で音楽ってできるのですね。
曲作りの裏側
文句ないくらいのメロディー
いつものメンバー集まって
鍵盤をひたすら連打
何千何万通りの可能性
選りすぐりをハンドメイド
万歩計のカウンターはゼロ
でもそんなことは慣れっこ オレに任せろ
部屋に閉じこもって作詞業
ノートに描く理想像
出典: メロディーライン/作詞:FUNKY MONKEY BABYS・田中隼人 作曲:FUNKY MONKEY BABYS