【ドラセナ/大塚 愛】曲名の意味が温かい…「ピカちんキット」ED曲を解説!テレビサイズ音源配信中の画像

次に、ドラセナの歌詞の内容に迫ってみましょう。

部分別に細かく意味を考察してみたので、この曲を聴く際の参考にしていただければ幸いです。

「つまらない毎日」の原因は自分にもあるのかも

つまんない毎日だ
それはなんのせいだ
変わらないのは ボクで
変わりたいのも ボクだ

出典: ドラセナ/作詞:aio 作曲:aio

この歌詞の主人公は、毎日が退屈のようです。

この段階では「なぜ毎日が退屈なのか」については語られておらず、主人公自身原因が分かっていないことが読み取れますね。

でも、はっきりとした原因は分からないものの「自分が変わらないといけない」という漠然とした答えは見えているっぽいです。

人は何か面白くないことに遭遇すると、つい周りの人間や環境のせいだと考えたくなります。

しかし、なんでもかんでも周りのせいにしただけでは、きちんとした解決策にならないのです。

それに案外、自分自身の中にも一因はあるのかもしれません。

自分が変わることによって「今までとは見方が変わった」や「相手の態度も改善された」なんてことはよくあるものなのです。

仲直りしたいなら、まずは自分から謝る

ケンカをした日は
つまらない毎日だ
ごめんねが言えないから
ごめんねをもらえないんだ
あぁ、あぁ 明日には会いにいこう

出典: ドラセナ/作詞:aio 作曲:aio

ここに来て、原因のひとつが「ケンカ」であることが明らかになります。

主人公は誰かとケンカしてしまったせいで、毎日がつまらないと感じているようです。

しかも、自分も相手もなかなか素直になることができず「ごめんね」の一言が伝えられない。

でも自分から率先して謝ったら、相手も「自分も悪かった」と謝られたなんて話はよくあるものです。

相手から「ごめんね」という言葉を引き出すには、まず自分から「ごめんね」って伝えることが大事なんだということを教えてくれる歌詞ですね。

喧嘩したことによって、大切なことに気づいた主人公は謝るために「明日には会いに行こう」と決心します。

一緒にいられる時間は限られている

いつか誰でも 会えなくなる日がくる
その時がくるまで 精一杯大事にしよう
キミが笑って 幸せになれるなら
きっと その時はボクも 幸せになっているから

出典: ドラセナ/作詞:aio 作曲:aio

どんなに仲の良い人で、長い付き合いがあったとしても、いつかは必ず別れの日が来ます。

永遠にずっと一緒にいられるなんてことはないのです。

だからこそ、一緒にいられる時間を大切にしようといったメッセージをここの部分の歌詞で伝えていることが分かります。

そして、相手のことを本当に思っているのであれば「相手の幸せ」を当然願うはずです。

相手が幸せになることによって「ボクも幸せになっているから」といえるのは、大切に思っているからこそ出てくる言葉なのでしょう。

交換日記を読んで初心を取り戻す

あの頃続けた 交換日記は今
落ち込んだ時開いて 背中押されて戻れるんだ
あぁ、あぁ 同じではいられないね

出典: ドラセナ/作詞:aio 作曲:aio

主人公は仲の良い友人とずっと交換日記を続けていたようです。

でも「あの頃続けた」とあるので、今は交換日記をしていないことが分かります。

交換日記を通じてのやりとりはしていないものの、日記自体は主人公の手元にあるようで、時々読み返してはその時書いてくれた言葉に元気をもらっているのでしょう。

「同じではいられない」というのは、環境や気持ちに変化があったという意味を指しているように感じます。

長い年月が経てば、主人公にも友人にもいろいろな変化があるのでしょう。

現在交換日記が止まっているというのは、何らかの変化により頻繫に会うことができなくなったのかもしれません。

そんな中で大切なことを見失うことだって、時にはあるでしょう。

だからこそ「あの頃」の交換日記を読んで、初心を取り戻しているのかもしれませんね。

友人からもらったドラセナ

キミの育てた幸福のなる木も
枯らさないようにするよ
いつか見せれるよう
キミが困って 一人だと感じたら
思い出してね 離れても幸せ願っているから

出典: ドラセナ/作詞:aio 作曲:aio

主人公は友人から「幸福のなる木(=ドラセナ)」をもらったようです。

「キミの育てた」とあるので、最初は友人のものだったのでしょう。

しかし、今はドラセナの世話を主人公が引き継いでおり、友人に「いつか見せれるよう」に大事に育てています。

ということは、やっぱり主人公と友人は気軽に会えるような状況ではないようですね。

でも、遠く離れていたとしても絆は変わりません。

「一人だと感じたら思い出してね」の歌詞には、そんな変わらない強い絆が込められているように感じられます。

友人に伝える感謝の気持ち