夏の終わりに聴いて欲しい曲の数々
春夏秋冬、それぞれの季節を背景に歌われる曲の数々。
歌詞の内容が自分の経験と無関係でも、なぜか心が惹きつけられてしまいます。
歩んでいる人生が違っても、誰もが皆、同じ「季節」を感じているからなのでしょう。
春には出会いや別れの曲、夏は海やお祭りの曲が思い浮かびます。
では、夏の終わりはどうでしょうか。
失恋なんてしていないのに、悲しくなんかないのに、思い浮かぶのは切ない曲ばかり！
きっと私だけではないはずです。
夏の終わりに切ない曲が似合う理由
「春」と呼ばれる時期は短く、あっという間に夏がやってきます。
そのため「春の終わり」を意識する人は少ないでしょう。
一方、「暑い」と感じたら夏の始まりで、暑さはダラダラと続いていきます。
その代り、多くのイベントが目白押しの明るい季節。
そして長い夏は、少し寂しい匂いがする秋へと向かっていきます。
夏休みが終わり、イベントが終わり、陽が短くなり、気温が低くなる。
さまざまなものが小さく、消えていくのが「夏の終わり」。
だからこそ切ない曲がマッチするのです。
この夏恋をした人にも失った人にもおすすめの曲をご紹介！
今回は「夏の終わりに聴きたい曲ランキングトップ10」をご紹介します。
誰でも一度は聴いたことがある息の長い曲から、アニソンまで網羅！
見ているだけで涙を誘う動画や、胸が締め付けられる歌詞もピックアップしました。
切ない気分が抜けない人も、切ないフリがしたい人もぜひ参考にしてくださいね。
洋楽・邦楽が入り乱れた10位〜6位
第10位 Don't Look Back in Anger/oasis
UKロックのモンスターバンドoasisの代表曲といえばコレ！
「Don't Look Back In Anger」です。
1996年にシングルカットされた曲ですが、実は昨年、イギリスでこの曲が大合唱されました。
2017年にoasisのフロントマン・ノエルとリアムの出身地マンチェスターで起きたテロ事件。
その犠牲者の追悼集会でこの曲をひとりが口ずさみ、そして集会に参加した人々に歌の輪が広がったのです。
And so Sally can wait, she knows it’s too late as we’re walking on by
Her soul slides away, but don’t look back in anger
I heard you say
出典: Don’t look back in anger/作詞:Noel Gallagher 作曲:Noel Gallagher
彼女はもう2人の関係に限界を感じているのに、その場で足を止めてくれます。
しかし関係修復を望んでいるわけではなく、彼の過去の行動をチクリと批判。
心は確実に離れていくのです。
終わりに向かっていく恋をどうにかしようとしても、夏とともに彼女の心は離れていきます。
切ない……。
第9位 8月のクリスマス/山崎まさよし
思い出を語るように
粉雪が舞い降りる
悲しみに暮れぬように
微笑を絶やさぬように
日はめぐり振り返れば
確かに君がいたあの夏の日に
確かに僕がいた8月の空の下
出典: 8月のクリスマス/作詞:山崎将義 作曲:山崎将義
この曲の舞台は冬なのかもしれません。
冬の粉雪が2人で過ごした夏の日をそっと包み込んでくれます。
2人は夏に恋をして、夏に関係が途絶えたのでしょう。
「確かに」君も僕もあの夏空の下にいたのです。
しかし今は……切ない……。
