幸せの裏で傷ついた心を抱えたままの人がいます。

華やかで大きな幸せを手にした人たちはそれを見て見ぬふりなのでしょうか?

傷ついた人にも幸せを手にした人たちにも同じ時が流れます。

時の流れがそれぞれなのは確かなことですが…。

2人の間で始まる優しさは…

温かな 昼下がり
通り過ぎる 雨に
濡れることを 夢に見るよ
風に吹かれて 胸に残る想い出と
さよならをするために

出典: さよならをするために/作詞:石坂浩二 作曲:坂田晃一

『昼下がり』を数字で表すと午後12時過ぎから15時辺り。

眠気も感じる緩さで優しくなるより、優しくして欲しいと思う時間帯です。

暑くもなく寒くもない、心地よさで満たされた空間にいる2人。

ふいに降り出した空気を洗うような雨が2人を濡らします。心のどこかに残っていた小さなわだかまりも消す雨。

過去のすべてに別れを告げて、2人は雨が止んだ後の澄んだ風の中へ踏み出します。

2人の未来のために告げる別れの言葉。さよならが幸せの始まりと信じて…。

最後に

2人の恋が実ったシーンで歌は終わりました。

作詞者の実体験を知らなければ、切なさにキュンとすると同時に2人の未来を願うラブソングです。

でも作詞者の実体験は芸能ニュースのネタとして格好のお話ともいえます。

面白おかしく書きたてられてしまうのは宿命かも…。それでもその中にも愛があるはずです。

恋多き人生恋愛巧者は、誉め言葉にはならないのが現実。

美化をしてまとめられるのも本意ではないはず。傷ついた人がいる以上は手放しでは喜べません。

それでも思い切って歌詞にしてしまったのです。

作詞者と君とあなたが、この後も表舞台で輝くために必要な思いやりだったのでしょうか。

実体験に登場する3人の俳優の活躍がその証であることを願うだけ。

今もビリー・バンバンはわずらわしさを忘れさせてくれる声で「さよならをするために」を歌い続けています。

恋の歌はやっぱり実体験?

歌詞に必ず実体験が入っているとは限りません。

でも一歩離れて相手を見た後に分析をしたフレーズは、実際に出会わないと描けない風景

福山雅治さん作詞作曲の「ながれ星」が実体験かどうかは定かではないのですが…。

もし実体験だとしたらこの歌詞の登場人物になるには覚悟が必要かも。

「ながれ星」に例えられた恋に付きまとうのは、輝きではなく刹那の瞬き

それでも恋の最終章を書くのは自分。独りページを進めます。

願いを叶えてくれるはずの「ながれ星」。今夜の「ながれ星」は涙で滲んでいます。本音を言える相手は星だけなの…。泣くしかない夜の一コマが歌になりました。

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