覚悟を決める
“You'll be all right!”荒波を
乗りこなす為に今があるんだ
半端な覚悟じゃダメじゃない?
後悔に足を止めるなよ
出典: BLUE/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
そして、ここではそんな生き方への覚悟が語られています。
世界に反抗せず、社会の一部として生きることに抵抗があるのでしょう。
自分の生き方を貫き、やりたいことをやるというのは並大抵の覚悟で果たせることではありません。
4行目ではその選択が後から自分の心に後悔をもたらすかもしれないという不安と戦っている様子が分かります。
そんな不安を振り払い、彼は今自分自身の夢に向かって進もうとしているのでしょう。
彼の夢というのは一体何なのでしょうか。
これは、この楽曲を歌っている石原慎也自身の夢と解釈することもできるでしょう。
それはつまり、自分たちの音楽を追求していくということです。
周りよりも自分を大切に
からかうやつはほっとけよ
波風立たして笑ってるんだ
結局はみんな自分次第
何をしても良いのさ
出典: BLUE/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
この歌詞パートでは、彼がリスナーに対して呼びかけていると思われる言葉が歌われています。
彼は周囲を気にしても仕方がないということを伝えたいのでしょう。
世の中には輪から外れて何かを始めると、それをからかう人物もいます。
しかしそんな声を気にしても、相手はただ面白がっているだけなのだから意味がないといいたいのでしょう。
だからこそ彼は、周囲の声を恐れずに自分のやりたいことをやって良いのだと歌っています。
はみ出し者になることを恐れて自分がしたいことを我慢してしまうのは勿体ない。
そんなことを恐れるくらいなら、彼はやりたいことをやるべきだと伝えたいのではないでしょうか。
周囲の反応よりも、自分がどうしたいかを優先して良いのだと彼は歌っています。
荒波を泳いでいく
過去を乗り越えよう
騙されて 剥がされて
世界に嫌気がさしたの?
きっとあの時の失敗はもう
許されても良いんだよ
出典: BLUE/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
世界に対して絶望したのは、周囲からの心無い言葉や嘘などが原因となることが多くあります。
人間関係というのはそれだけ、私たちの社会で重要視されているものの1つです。
それが私たちに多大な影響を与えることもあるでしょう。
しかし、そんな過去のことも忘れてしまって良いと主人公は伝えたいようです。
失敗というのは誰にでも起こり得るもの。
だからこそ主人公は過去の失敗など気にせず、前に進めば良いと私たちに伝えています。
逃げ出してもいい
壊れそうな時には
泣いたって良いし辞めちゃったって良い
疲れたら漂いながら
出典: BLUE/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
もし心が壊れてしまいそうなら、それ以上頑張らなくて良いと主人公は伝えたいのでしょう。
何かを辞めたり投げ出すことにも勇気が要ります。
しかし、そうしなければ壊れてしまいそうだというのなら、その選択肢を取ることは駄目なことではない。
彼は悲しい時に泣いて、苦しい時に逃げ出すことは決して悪いことではないと伝えたいのでしょう。
むしろそうすることで肩の荷を下ろして、自分のやりたいことを探すこと。
それこそ大切なことだと考えているのではないでしょうか。
希望を取り戻すこと
僕らなら 僕らなら
いつかの後悔も乗り越えてさ
きっと何度でも明日へと
息も忘れて游いでく
出典: BLUE/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
こちらが「BLUE」最後の歌詞パートです。
ここでは彼の前向きな未来への気持ちが描かれています。
彼に絶望をもたらしていたのは、過去の後悔が原因だったのではないでしょうか。
今それを乗り越えて、新たな未来へと進んでいこうとしています。
そしてその未来というのは誰かによって決定されたものではなく、自分自身で選び取ったものです。
彼は後悔に囚われていた自分を振り払い、何かに迎合するのではなく自分の理想を追い求めることを選び取りました。
その先に茨の道が待っていようとも、彼は自分らしく生きることによって希望を取り戻したのでしょう。
「BLUE」は主人公が新たな希望を手に入れるまでを描いた楽曲でした。