ここからは、「japonesque」の歌詞を読み解いていこうと思います。

タイトルのように、日本風な歌詞となっていて、難しい言い回しや古風な言い回しを使っているので、まずは現代の言葉にして、そこから歌詞を読み解いていきます。

月夜に照らされた街

水面に浮かぶ月の影 朧げにこの街を染め うたかたの花唄 人知れず響いた あまねく嘘を掻き分けて 僕を待ってる君のもとに 飛び出そう 晴れの舞台へ

出典: https://twitter.com/arashiuta_bot/status/906366796038496256

「水面に映っている月がぼんやりと街を染めて、唄うたいの花唄が知らない間に響き、広がった嘘を掻き分けて、君のもとへと飛び出していこう」

情景としては、唄うたいが唄いながら歩く夜の街といったところでしょうか。

そこから君のもとへと飛び出していく様子が浮かびます。

「朧げ」は「おぼろげ」と読みます。難しい漢字ですね。

日本らしい四季の風を感じる

今宵 浮き世に咲く花 紅く色づいて
誇り高い ジャポネスク
四季が織りなす風の子守唄
君と一緒に ゆらりゆらり揺れて…

出典: https://twitter.com/Nana_ars0915/status/692540429972213760

「誇りのある日本の様子として、今夜、この世の中に咲く花が赤く色づく。そして、君と共に、四季の風を感じる」

四季がきちんとあるのも日本らしいところで、季節によって感じる風の温度や湿度は変わりますよね。

世界を見ると、四季折々の風景というのがはっきりしていない国が多いです。

広い国では、四季が場所によって違いますし、常に暑いもしくは寒い国というのもありますよね。

日本は小さな国ですし、地球上の位置でも、四季を感じることのできる場所にあると言えます。

月の下で踊ろう

雅に酔いしれる世界は 遥かなる時間を超えて
いにしえの調べは 人知れず響いた
もののあわれに誘われれば
Moonlight dance
移ろいながら

出典: https://twitter.com/arashi_n_manaka/status/772630323741863937

「風流に酔う世界は遠い時間を超えていき、古き音楽が知らない間に響いている。しみじみとした情景に誘われて、変わりながら、月光のもと踊ろう」

何世紀経っても、昔のように、しみじみとした情景があるのならば、月の下で変化しながら踊っていようという風流な雰囲気を感じます。

時代が変わっても、日本人の心にある和を大切にしようという思いや、風流な情景を楽しもうという思いは変わらずにあるということです。

流れ星に願いを込めて

今宵 月夜が見守る 恋よ永遠になれ 強く願う ジャポネスク 夜空に描く 星が降り出した 僕と一緒に ゆらりゆらり揺れて

出典: https://twitter.com/arashiuta_bot/status/907031178149904384

「今夜、月が見守っている恋が、永遠になりますようにと、日本風に強く願っている。願いを込めて、流星群を僕と一緒に見よう」

日本では、流れ星が流れる間に、3回願いを心の中で言うと願いが叶うと言いますよね。

世界では、また、違った願いの込め方をするのかもしれませんし、元々星に願いを込めることがないところもあるでしょう。

日本風に願っていることから、ここでは、「僕」は3回、「君との恋がずっと続きますように」と心で言っているのでしょうね。

自然と共に生きる

花も鳥も風も月も みんな浮き世を詠うんだ 東の空 日はまた昇る 次の花道へ 幕が開いてゆくよ

出典: https://twitter.com/arashiuta_bot/status/905521202571091968

「花、鳥、風、月という自然の美しい景色すべてがこの世の中を詠う。東からまた日が昇り、次の道へと行けるようになる」

花鳥風月」という日本語があります。

これは、自然の美しい景色のことを言いますが、それを一つひとつの単語(「花」「鳥」「風」「月」)にすることで、具体的にイメージをしやすくしているのではないでしょうか。

こうした美しい景色がこの世の中のことを色づかせて、また日が昇り、次の日となり、新しい気持ちで一日が幕開けるのです。

人も自然と共に生きていることを感じますね。

まとめ

楽曲「japonesque」について見てきましたが、いかがでしたか?

「日本風な」というタイトルの意味通り、歌詞は、古き日本語を入れた難しい言い回しとなっていました。

筆者なりの日本語から日本語への訳となりましたが、日本らしいイメージが湧いてきていたら嬉しく思います。

風流に四季を感じることのできる、日本。

自然を大切にして、日本らしさを後世にも残していきたいですね。