「浅草キッド」ってどんな曲?
「浅草キッド」という楽曲について、最近の若い人はあまり知らないのではないでしょうか。
現在では名曲と言われる存在にもなっており、福山雅治や青山テルマなどがこぞってカバーしています。
ではこの曲はどういう楽曲なのでしょうか。
もともとはビートたけしの楽曲
「浅草キッド」は、もともとビートたけしが歌っていたもので、作詞・作曲も彼自身が行いました。
そしてこの「浅草キッド」はたけし軍団に所属する水道橋博士、玉袋筋太郎の2人で組んでいたコンビ名でもあります。
弟子にあたる2人のコンビ名をタイトルとしたこの楽曲をビートたけし本人が歌うというのは、なんとも印象的なものです。
売れたいと願う芸人の気持ちが綴られている
昭和の楽曲ですから今の若者には馴染みがないものかもしれませんが、30代以上のお笑い芸人には響くものがあるのでしょう。
例えば人気お笑いコンビの「オードリー」は、自身が担当するラジオ番組のワンコーナーのBGMにこの曲を採用しています。
また、「浅草キッド」はどこか切なさを感じさせるようなメロディーや歌詞も素敵です。
そのためか、福山雅治をはじめとした多くのアーティストもこの曲に魅力を感じ、カバーしているのでしょう。
「浅草キッド」は映画「火花」の主題歌に!
「浅草キッド」は最近、若い女性などにも注目され始めています。
そのきっかけとなったのが映画「火花」でしょう。
これは芥川賞を受賞したお笑い芸人「ピース」の又吉直樹の処女作が原作の物語です。
また、監督には板尾創路、主演に桐谷健太と菅田将暉をはじめ、今をときめく豪華キャストを起用している話題作です。
火花は売れない若手芸人の葛藤などを描いた物語ですから、この映画の主題歌として採用されている「浅草キッド」もより雰囲気を高めています。
そのためか、最近では再び「浅草キッド」が話題になっているのです。
これは原曲を知っているシニア世代の人にも嬉しいことではないでしょうか。
菅田将暉&桐谷健太がカバー
映画「火花」の主題歌である「浅草キッド」は、同映画に主演している桐谷健太と菅田将暉がカバーしています。
この二人といえばauのCMでもお馴染みですし、桐谷健太は「海の声」、菅田将暉は「見たこともない景色」で同CM初の楽曲を発表しています。
演技はもちろん、歌もできる二人だからこそこのカバーは実現したわけで、挿入歌としてももちろん良い仕上がりとなっています。
桐谷健太は力強い声が、そして菅田将暉は繊細な歌声がそれぞれ魅力ですが、この二人の特徴の違う声質がきれいにまとまっているのもこの楽曲の大きなポイントです。
MVもあるので下記リンクからぜひチェックしてみてください。
菅田将暉×桐谷健太 「浅草キッド」-動画[無料]|GYAO!|音楽
《菅田将暉×桐谷健太 「浅草キッド」》 《菅田将暉×桐谷健太》 2017年11月23日公開の映画『火花』の主題歌「浅草キッド」ミュージックビデオを独占配信!
心にしみる歌詞に注目!
「浅草キッド」が人気曲となったのは、単にビートたけしが歌っているからということだけではありません。
リリースから20年以上たった現在も多数のミュージシャンにカバーされたり、映画の主題歌として起用されたりするのは、この楽曲の歌詞が人の心に響くからでしょう。
では、浅草キッドの歌詞はどのような点が魅力なのでしょうか。
夢を語ったチューハイの 泡にはじけた 約束は
お前とあった仲見世の煮込みしかないくじら屋で
夢を語ったチューハイの泡にはじけた約束は
出典: https://twitter.com/Heart_f_vo/status/899637294453235713