「doomsday clock」はどんな楽曲?
今回ご紹介するのはAcid Black Cherryの「doomsday clock」という楽曲。
2012年3月21日に発売された3枚目のアルバム「『2012』」に収録されています。
この「『2012』」は「生きる」をテーマに制作され、非常にメッセージ性の強いアルバムとなっているのが特徴。
中でも「doomsday clock」には意味深な言葉が多く散りばめられています。
普通に歌詞の意味を読解するのは困難でしょう。
人々が破壊した世界が終焉を迎えようとしていることだけは、ヒシヒシと伝わってきます。
そのため、今回はまず歌詞を解釈するうえでの予備知識から調べてみました。
深い歌詞を徹底的に解釈するので、ぜひお楽しみくださいね♪
楽曲の生まれた背景を深読み
それでは、アルバム「『2012』」の意味から紐解いていきます。
このアルバムは『現在』『マヤ暦の予言』『世界終末時計』の3つの要素から制作されているそうです。
その中でも今回関係してくるのは『マヤ暦の予言』と『世界終末時計』。
Acid Black Cherryの公式ブログで解説した記事がありますので、詳細を知りたい場合は下記のリンクをチェックしてみましょう。
2012年人類滅亡説
『マヤ歴の予言』というのはいわゆる「2012年人類滅亡説」のこと。
マヤ文明における歴が2012年12月ごろに区切りを迎えるため、同時に人類が滅亡するといわれていました。
アルバムが発売されたのは、2012年3月。
滅ぶといわれている未来について、アルバムにしたのです。
実際のところ、今も世界は滅亡することなく存在していますね。
でも、この予言は信憑性があるとも考えられていました。
世界終末時計
そして最後のキーワードである『世界終末時計』。
こちらは、核開発や戦争が起こるたびに「世界の寿命」を時計になぞらえて描かれた絵のことです。
0時を世界の滅亡時刻として、あと何分残されているか、世界情勢が変わるたびに更新されています。
ちなみに、アルバムのテーマである2012年の時点ではあと5分で滅亡すると発表されていました。
日本で大きな地震が発生した翌年ですね。
その際、原子力のトラブルが懸念され、時計が早まる原因となったよう。
今回ご紹介する楽曲のタイトル「doomsday clock」とは『世界終末時計』を英語表記した単語。
歌詞で歌われている「5分」は、この2012年の時刻を表現しています。
この「『2012』」というアルバムのテーマは「生きる」。
世界の滅亡に悲観的になるのではなく、限られた時を大切に生きていく。
そうして、滅亡しなかった世界で笑って過ごす。
そんな将来を見据えて制作されたのです。
2018年の世界終末時計の時刻は?
2018年現在の『世界終末時計』は残り2分。
これは『世界終末時計』が始まって以来最も危険な数値です。
皆さんはこの数字を聞いてどう感じますか?
この『世界終末時計』は世界情勢をもとに発表されていますが、案外日本も危険と隣り合わせだったりします。
ここで詳細を語ると長くなってしまいますね。
もし興味を持たれた方は下記のリンクからWikipediaを見ることができますよ。
世界終末時計(せかいしゅうまつどけい、英語: Doomsday clock)とは、核戦争などによる人類(世界[1]や地球[2]と表現されることもある)の絶滅(終末)を午前0時になぞらえ、その終末までの残り時間を「零時まであと何分」という形で象徴的に示す時計である。実際の動く時計ではなく、一般的に時計の45分から正時までの部分を切り出した絵で表される。「運命の日」の時計あるいは単に終末時計[3]ともいう。
世界のタイムリミット
終焉を迎えようとする世界
叫ぶ大地 荒れ狂う空 静まりたまえ 静まりたまえ
なに故に?なぜ故に?誰のせい?神の怒り?
出典: doomsday clock/作詞:林 保徳 作曲:林 保徳