日本を代表するロックバンド!
2001年、青山学院大学で1つのロックバンドが誕生しました。
ボーカルである川上洋平さんが作ったバンドです。
そこからの幾度となるメンバー交代を経て今の[Alexandros]となっています。
バンド名の改名など試行錯誤した後、日本を代表するロックバンドとなりました。
CMでも、よく彼らの曲を耳にする方も多いのではないでしょうか?
低い声から高い声まで透き通るような素敵な歌声の持ち主です。
そんな彼ら。
デビュー10周年記念として、1000人で曲を作りました。
その曲名は「Philosophy」。
なんでも、18歳のリアルな思いを曲にしたんだとか…。
一体どのような歌詞になっているのでしょうか?
徹底的に解説していきたいと思います。
早速歌詞を見ていく!
18歳の思い
何回やっても 失敗してばっかで
「もーやーめーた」って笑った
「自分はいいとここれくらいなんだな」
言いかけて 笑った
出典: Philosophy/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
早速歌詞に移っていきたいと思います。
この曲、18歳の少年の物語が描かれているのです。
本記事では、物語の主人公のことを「18歳」と称させていただきます。
18歳という年齢は、ある意味人生の節目でもあります。
18歳の年は、世間では高校3年生の年。
この時に、就職するか大学や専門学校に進むか、何もしないか選択を迫られます。
18歳は、学校の先生や塾の講師、親から「選択肢」を与えられるのです。
与えられた選択肢を選んでも、必ずしもうまくいく保証はありません。
そんな不安を抱きながら、18歳は進んでいけなければならないのです。
感情を殺す
そんなこんなで
誤魔化してばっかえd
感情を平均に保った
出典: Philosophy/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
「感情を平均に」とは、これは「我慢」が現れています。
きっと、18歳は親や学校の先生に少なからず逆らうことができません。
それだけじゃなく、自分の意思が人にバカにされることを恐れています。
そのため、少し「我慢」をしているのです。
人になんとなく合わせて、小さい頃に抱いた夢も心にしまい込んでしまいます。
人と違うことを責められるこの世の中では、自分の意思を貫くのも難しいのです。
しかし、18歳にもきっとやりたいこと、叶えたい夢があったはず。
それでも、責められないように自分の感情を押し殺しているのでしょう。
親の敷いたレールに従い、先生の言うことを信じて、望まれた道に進む。
これが正しいと思っている18歳が大勢いるのです。
それは、決して正しくはない。
そう伝えるのがこの曲となっています。
周りに抗うこと
隠された思い
「最高」称賛して
「最低」見下して
「普通」に身を隠した
出典: Philosophy/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
思ってもいないのに、他人を褒めることは辛い。
自分よりも劣っている、レールからはみ出している人を見下している自分が最低。
そして、自分はレールに従うことで自分自身を隠しました。
これが自分自身を押し殺しているということです。
18歳の中には、プライドが高い人がたくさんいることでしょう。
しかし、そのプライドがまた自分自身の邪魔をしています。
そのプライドのせいで人を素直に褒められなくなってしまったのです。
「自分の方が優れている、でも人前だからとりあえず褒めておこう。」
そんな気持ちで人を褒めてしまうこともあります。
そんな風に褒められても誰も嬉しくなんかないのです。
さらには、敷かれたレールとは違う道を歩んでいる友人たちを見下してしまいます。
レールに従っている自分こそが正しいのだと、そう言っているようです。
このレールこそが正解で、これ以外は皆、落ちこぼれだと…。
そんな間違った考え方を植え付けてしまいがちなのが今の現実でしょう。
それが、若者の夢を奪っているのです。
そして、人としての豊かな感情さえも奪っています。
全てに逆らっていく
大体の事は把握したつもりで
だけどどうしようもないほどに
抗ってしまう
出典: Philosophy/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平