Alexandrosのシングル「Run Away」ってどんな曲?

「Run Away」は「Run Away/Oblivion」として2013年12月に発売された[Alexandros]の通算8枚目のシングルです。

上の動画を再生した方はわかると思いますが、公式MVの最初で出ている通り、[Champagne]名義の最後の作品です。

この次のシングルの「Adventure」からは、[Alexandros]にバンド名を変えた後の作品となっています。

MVでのボーカル川上洋平さんのメガネ姿がイケメン!どこのメガネ?

Alexandrosのシングル「Run Away」の歌詞とは?洋平の動画はこちら♪の画像

パルクールのように街中を縦横無尽に回転しながら走って行く人たちの姿がかっこいいMVですが、「Run Away」のMVは、ボーカルの川上洋平さんのメガネ姿がかっこいいということでも話題になっています。

もともと細身のイケメンですが、確かに、黒縁メガネで知的な印象が追加されて、ますますかっこいいですね。

ちなみに「Run Away」のMVで着用しているメガネはLITHIUMというブランドのもののようです。

メガネだけでも川上さんに近づきたいという人は購入してみてはいかがでしょうか。

Alexandros「Run Away」の歌詞解釈

Alexandrosのシングル「Run Away」の歌詞とは?洋平の動画はこちら♪の画像

[Alexandros]の「Run Away」は、スタイリッシュな楽曲なので、歌詞の意味を考えずにフィーリングでかっこいいと感じているという人も多いかもしれませんが、歌詞の意味まで考えると、勇気をくれるような力強いメッセージが見えてきましたので紹介します。

英語詞の訳は今回はMVに書いてあるので、その和訳を抜き出して書きますね。

眠れない夜に外へと走りだす

Stepping out to the world
Where all the lights are gone
眠れない
眠れない
When all the bustle is gone
When all the grouch is done
逃げ出せ
逃げ出せ
Run Away

出典: Run Away/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

冒頭の“Stepping out to the world”と“Where all the lights are gone”という歌詞は「世界に飛び出す明かりはもう消えている」とMVでは訳詞が入っています。

明かりが消えて、皆が寝静まった夜、対照的に眠れないでいる姿が描かれています。

そして、続く英語詞の”When all the bustle is gone”と“When all the grouch is done”は「雑踏が過ぎ去った時不満が解決された時」という意味です。

みんなが寝ているため、街の「雑踏」は過ぎ去ってガランとしている。

そんな景色に、「不満が解決された時」のように自分の頭の中がすっきりとした状態を重ねているのです。

そして、頭の中のごちゃごちゃとした「不満」から、昼間の街の人混みから、逃げ出すように、眠れない夜外へと走り出したのでした。

静まり返る住宅地に対してテンションが上がる自分

So I just stepped out of the window
on a silent road
静まり返る住宅の地

霧雨タタタタ淡々と
アスファルト
リズムパターン刻んでる

出典: Run Away/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

“So I just stepped out of the window on a silent road”は「窓から飛び出した静寂な道の上」という意味で、静かな住宅地の道に窓から飛び出して降り立った姿がわかります。

静かで暗い夜の景色は、しんみりとしたものかと思いきや、「霧雨」がアスファルトを打つ本来なら耳に聞こえないような音が「タタタタ」と「リズムパターン」を刻んでいるように聞こえるくらいですから、神経が研ぎ澄まされていること、そして、テンションが上がっているのがわかりますね。

前の歌詞も合わせて考えると、賑やかな昼間の街よりも、自分が好き勝手に走り回れる夜の方がいいということなのでしょう。

Alexandrosのシングル「Run Away」の歌詞とは?洋平の動画はこちら♪の画像

「中途半端」はもうやめよう

息を吐いて吸ってもう一手って
前へ前へって
自覚のないままに酸素が染み渡って
赤い血が巡り巡って
言葉になって
喉カラカラ涸らして
タラリララリ「僕等」は
中途半端な満足で
事足りる様になっていった
過去を悔やむ

出典: Run Away/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

走り出して、息を切らせながらあと一歩と限界に挑戦していくうちに、吸った酸素が体に染み渡り、血が巡って、喉が乾くという日常生活ではあまり感じなかったことをやけに鮮明に感じて生きていると実感するのでした。

そして、日常生活の中で気づかないうちに限界に挑戦するのをやめて、人から認められる程度の「中途半端な満足」でゴールだということにしていた自分を悔やむという歌詞です。

確かに、普段はある程度の水準を保って仕事をこなしているという人が多いのではないでしょうか。

しかし、そんな日常の中で、自分が生きていると実感することってそんなにないと思います。

そんなことに気づかせるようなこの歌詞を聴くと、今からでも走り出したくなってしまいますね

吐いた息すら旋律になって、命がリズムを刻む