時代が追いついた?関ジャニ∞
ライブの楽屋ネタがヒントに
『バナナジュース』は作曲家岡本修のメロディに錦戸亮が歌詞をつけた企画曲。
2015年の「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」に収録されています。
ライブのMCで出てきた横山裕と錦戸亮の会話がヒントになっています。
雑談がきっかけでした
ポップな明るいメロディの『バナナジュース』。
岡本修が提供したロックに錦戸亮が歌詞をつけました。
楽屋に差し入れされたバナナを錦戸がジュースにし、横山が気に入りました。
でも、錦戸が余りに何度も作るので横山が参ったという「バナナジュース事件」。
関ジャニ∞ファンの間では、これが既に伝説となっています。
ライブで定番のエピソードをもとに恋のやり取りを盛り込んだ歌詞がカワイイ。
錦戸亮の才能を感じます。
では、その歌詞をみてみましょう。
誰もが思い当たる思春期の恋
素直なときめきを
錦戸亮が作詞・作曲した楽曲
<作詞・作曲>
『盲点』
『レース』
『Potential』
『stereo』
『ordinary』
『Half Down』
『Snow White』
『monologue』
『9号車2番A席』
『スケアクロウ』
『いっこにこにこ』
『Your WURLITZER』
『おえかき』
『アイスクリーム』
『Tokyoholic』
『Traffic』
『All you need is laugh』
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/錦戸亮#楽曲制作
悶々なモーニング 寝不足の原因
昨夜みた夢のせいさ
大胆なドレス 覗く白い肌
みんな虜にして イケナイ美人さ ハニー!!
退屈なウィークデイ 再上映(リバイバル)のウィンクで
元気♂になっちゃうの しょっちゅうで
レースは過酷です ライバルは無数
サバイバルに挑むんだ! 負けてたまるか!!
出典: バナナジュース/作詞:錦戸亮 作曲:岡本修
あこがれの女性に挑む若者の独白。
恋敵がたくさんいても彼はメゲません。
夢に出てくるほどの片思いでも彼女の視線が自分に向けばハッピー。
ビートが良い曲には歌詞がつけやすいものですが言葉のノリだけで良い作品は出来ません。
錦戸の歌詞はストーリーだけでなく音韻の処理も巧みです。
渋く苦い「ダンディ」落ち着くかい?
「帰国子女」洒落てるね
甘酸っぱい「年下ボーイ」
もいいけれど『俺』なんてどうかな・・・!?
真・真・真っ直ぐなオモイ 『君』に届くといいな
独りよがりは承知 正直少し怖くもありますが
バ・バ・バ・バカなふりして そんなバナナ!?みたいな
下手なジョークと甘い言葉 したためてます
出典: バナナジュース/作詞:錦戸亮 作曲:岡本修
若者の恋敵として「ダンディ」は大敵です。
彼女にもいるのでしょうか?
でも自分を売り込む積極性は錦戸亮ならではの歌詞。
シャイな横山裕からは出てきそうにありません。
女性の感覚がわからない思春期の男子。
その戸惑いの感覚は女性には理解が難しいでしょう。
どんなにカッコいい男の子でも自信を持って女の子に告白など出来ないのです。
外国帰りの友達や可愛い年少組は、恋敵として見過ごせません。
おずおずと”俺なんて”というのが精一杯。
ブリッジのリフレインは、この曲の中で一番耳に残ります。
錦戸はここに同じ音を三度繰り返す処理をしました。
「ま」と「ば」はどちらもア行の破裂音。
音が強く印象付けられ頭の中で繰り返し鳴り続けるでしょう。
そんなバナナ…は全国共通のダジャレですが笑いに敏感な関ジャニが現れています。
恋を打ち明けるのにダジャレを使う恥ずかしさは、甘酸っぱい青春時代だからこそでしょう。
バナナとミルクでハッピー!
恋の駆け引きは、いよいよ彼女に迫る局面に入ります。