予感
時間は傷を癒すってこと
忘れるころ知るだろう
当たり前のことだけど言うよ
出典: 羽/作詞:稲葉浩志 作曲:稲葉浩志
人間は、その多くが「安定」を望む生き物であることが知られています。
あなたも「精神的にも金銭的にも余裕がある状態」は理想的だと思いませんか?
「飛び立つ」ということは「現状から大きく変化する」ことを意味します。
変化の途中には苦痛を伴うこともしばしばあり、不安定な日々も続くことでしょう。
しかし、その過程で受けたダメージは時間の経過につれて軽減していきます。
この歌詞からは、これからが長い旅路になるということが暗示されていますね。
別れに涙はつきもの
いつかは離れ離れ
みんな通る道
笑えるほど涙
わいてくるね
出典: 羽/作詞:稲葉浩志 作曲:稲葉浩志
ありきたりな表現をすると「出会いがあれば、別れもある」ということです。
思い出の詰まった心の拠り所から巣立つときに、寂しさがこみ上げてくるのは当然でしょう。
溢れる涙の狭間に垣間見えるは、切なさの他に「信頼」や「愛情」、「感謝」の気持ち。
旅立つ先でも、やがては同じような別れが繰り返されます。
涙の数に比例して人は成長し、強くなっていくことでしょう。
笑って泣いて…楽しいことだけでなく喜怒哀楽に満ちた日々こそ理想の人生だといえます。
結局は目の前に集中!
全てはスタイル飛び方次第
そりゃ嫌なことだってあるさ
得体の知れない恐れや退屈も
ひとつずつ越えて行く
そうやって仕上がってくる
大丈夫、今は振り返らないで
出典: 羽/作詞:稲葉浩志 作曲:稲葉浩志
飛び立った先の着地点だけを考えていては、今が疎かになります。
昔のことを振り返ってばかりいても同じようになることでしょう。
大切なことは、今目の前にある物事に対して集中すること。
誠実に、躊躇(ためら)いも衒(てら)いもなく接すること。
1つ1つのありふれたことにしっかり向き合うことで、人生はより豊かになっていきます。
懸命に作業に取り組んでいるのであれば、過去や未来について心配する必要なんてありません。
Endless Story(終わることのない物語)
全てはスタイル飛び方次第
代わりは誰にもやらすな
その目に映る世界が全てというなら
違う場所見てみましょう
まるで知らないことだらけ
大丈夫、僕は君を忘れない
出典: 羽/作詞:稲葉浩志 作曲:稲葉浩志
他人に行先を決められた路線をただ進むだけの人生なんてまっぴらごめんです!
羽ばたき、飛び立っていくのは自分自身であり、他の誰でもありません。
そうやって紡がれていく各自のオリジナルストーリーは、終わりなき旅ともいえるでしょう。
人の数だけ、どこまでも続く物語が存在します。
もし見渡せる周囲が既知で埋め尽くされたら、再び未知の世界へ飛べばいいだけの話。
この「渡り」は人生の最後まで続くことでしょう。
世界は一人が旅するにはあまりに大きすぎて、すべてを既知にするなんて不可能ですから。
それは私達の成長が無限であるということも証明してくれていますね。