Show me how この世で生きる術や過ちを
証明はもうここじゃ期限切れ
ルールも金や地位で根こそぎ奪われて
身動きすらできなくて Ah

出典: 存在証明/作詞:Taka 作曲:Toru,Taka

英語詞部分では、「いったいどうするか見せてくれよ」と綴られています。

こんな世界で…こんな現実の中で…いったいどうやって生きていけばいいのか教えてほしい。

そう訴えかけているのでしょう。

こんな世界では自分自身の存在すら危うく感じられます。それが2行目の歌詞で表現されているのです。

また、3行目からは現実の厳しさが改めて描かれています。

ルールは本来、すべての人に平等に課せられるはずのものです。

どんな人であっても、ルールがあることで守られているのだともいえるでしょう。

しかしそんなルールでさえ、お金や地位といったステータスに支配されてしまいます。

そうなると、ステータスがない人は守ってくれるものが何1つとしてない状況です。

そんな苦しい状況の中で、主人公は身動きが取れないと苦しんでいるのでしょう。

自分の存在を証明するためなら

Here I am されど誰がかまうはずもなく
早々にと先を急ぐ
However この際ここで這いつくばっては
醜く朽ち果てようか?(笑)なぁ!

出典: 存在証明/作詞:Taka 作曲:Toru,Taka

英語詞部分では「僕はここにいる」と自分の存在を全力でアピールしています。

しかし周囲の人たちは主人公のことなどお構いなしです。

まるでそこに存在していないかのように扱っています。

これは2つの理由が推測されます。まず1つは、主人公が自分の存在をきちんと証明できていないから。

もう1つは、みんな自分の存在を証明することに必死で彷徨っている主人公に気がついていないから。

いずれにせよ、自分の存在証明が大きなカギになっているといえるでしょう。

しかし主人公は、ここで諦めるつもりなど毛頭ありません。

3行目にあるとおり、這ってでも喰らいついて離れない気持ちでいるのです。

地べたに這いつくばって…そんな風に必死になって…

確かにはたから見たらみっともないかもしれない。醜いかもしれない。

それでも自分は自分の存在を証明したいんだ!!そのためなら何だってやってやる!!

まるで反撃開始といわんばかりの、不敵な笑みを浮かべているのでしょう。

あなたは自分の存在を証明できている?

ONE OK ROCK【存在証明】歌詞解説!どうすれば存在を証明できるの?もがく思いに寄り添ってみたの画像

自分の存在を証明するって、いったいどういう意味なのでしょう。

この歌詞を通じて考えられること。

それは、「いま生きている世界がどんなに納得いかないものでも、逃げずにしがみつくこと」。

そして「いま生きている現実がどんなに理想とかけ離れていても、諦めずに追い続けること」。

存在が証明できないのは、世界に流されるがまま意思もなく生きていくからです。

受け入れるにしても逆らうにしても、自分の意思は隠さずにしっかりと主張すること。考えるのをやめないこと。

そうすることがこの世界での存在証明になると、そう教えてくれている気がするのです。

あなたは自分の存在を証明できていますか。改めて自分の心に問うてみてはいかがでしょう。

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