傍にいてくれるだけで
やさしくなる僕がいるよ
大切な言葉はいつでも
声にならないけれど

出典: あなたへ/作詞:森月キャス 作曲:Minnie P.

そしてサビの部分のPVで、主人公は妻の写真を切なげに見つめています。

ただ笑ってくれていれば…

一緒に幸せを築いていきたかった…。

なかなか感謝や想いを素直に伝えられませんが、主人公は妻をとても愛していました。

それは妻がいなくなってしまった今でも変わらぬ想いなのでしょう。

そしてここから辛い回想シーンへとストーリーは進んでいきます。

辛い宣告

PVの間奏では医師から「このままでは母体に危険が伴う可能性があります」と宣告されます。

どんな気持ちだったのでしょう…。

それは胸を引き裂かれるような気持ちだったであろうと推察できます。

きっと妻はそれでも生むという選択をするでしょう。

そして主人公は妻の命を優先することも考えたのではないでしょうか。

我が子へ

覚悟

こんな僕だけど
ちゃんと胸を張らなきゃ
はじめて抱きしめた
尊い命のために

出典: あなたへ/作詞:森月キャス 作曲:Minnie P.

ここからは2番の歌詞です。

そしてPVは出産の場面となります。

やはり生むという選択をしました。

妻の手をぎゅっと握り無事を祈る主人公。 

そして赤ちゃんは無事に生まれます。

新たなかけがえのない存在。小さなぬくもりを感じています。

命がけで出産した妻、そして我が子を目の前にし、改めて責任の重さを実感していることが推察できます。

2人を守っていく覚悟を決めたのでしょう。

決意

とても小さなその手のひらが
僕の指をつかんだ時
脆く微かなこの温もりが
これからの僕が目指す未来を変えたよ

出典: あなたへ/作詞:森月キャス 作曲:Minnie P.

PVは出産を終えた妻が力尽きるように目を閉じてしまいます。

無事に生まれたことを確認しほっとしたように…

主人公はどんな想いだったのでしょう…。

妻を失った悲しみ、そして新たな命を授かった喜び…。

もしかすると1人で育てていくことへの不安が一番大きかったのかもしれません。

どれほど苦悩したのか、計り知れない想いが感じ取れます。

しかし、そんな主人公に光を射してくれたのはその小さな命でした。

これから不安に思うことはたくさんあるけれど、この子のためなら生きていける

命と引き換えに生んでくれた尊い命

守れるのは自分だけだと…。そしてこの子と共に歩いていこうと決意した瞬間のように感じとれます。

かけがえのない我が子

側にいてくれるだけで
つよくなる僕がいるよ
伝えたい想いがあふれて
なぜか涙になるよ

出典: あなたへ/作詞:森月キャス 作曲:Minnie P.

少し成長した女の子。

たくさんお母さんの話を聞いて育ってきたことが推察できます。

「生まれてきてくれてありがとう」「スクスク育ってくれてありがとう」。

「愛しているよ」。

主人公は言葉にしようとしてもなかなか言えずにいたのでしょうか。

そしてこれからも守っていきたい大切な我が子

今は言葉なんて必要ないのかもしれませんね。

運命に導かれ

生まれてきた意味が
今わかってきた
誰よりずっと
自分よりずっと
守りたいと思うあなた
めぐり逢えたから

出典: あなたへ/作詞:森月キャス 作曲:Minnie P.