いつ聴いても感情移入してしまう恋愛ソング
「better days」は2006年に童子-Tのシングルとしてリリースされました。
読者の皆さんは、大切な人との出会いや一緒に行った場所が懐かしく思い出されることはないでしょうか?
「better days」は恋人達の出会いから別れまでの1年を描いた曲。
まるでカレンダーをめくるように1月単位で描写される風景には、日本ならではの季節感があります。
四季折々の花や風景が散りばめられ、1年の内いつ聴いても感情移入せずにはいられない曲です。
そして1年の間に変化する2人の距離感や関係性も聴きどころの1つ。
恋愛中の人はタイムリーな曲として。
2人のフィーチャリングアーティストと童子-Tの関係性は?
加藤ミリヤ
2003年、デビューの前にReggae Disco Rockersのアルバムの中の1曲にゲストボーカルとして参加、CMに出演した。
翌年、童子-Tの『勝利の女神』にもフィーチャリングで参加する。
2004年
9月、高校一年生の時にシングル「Never let go/夜空」でメジャーデビュー。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/加藤ミリヤ
加藤ミリヤはデビュー前でありながら、童子-Tの「勝利の女神」に参加しています。
当時はまだ高校生ですがその才能を見込まれたのでしょう。
今回紹介する「better days」では童子-Tと共に、作詞家としても参加しています。
では、田中ロウマはどうでしょうか。
田中ロウマ
・2005年2月、日本で歌手活動開始。その後、童子-Tにフックアップされて注目を集める。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/田中ロウマ
田中ロウマは、童子-Tに見出された才能豊かなアーティスト。
英語を話せるバイリンガルということで、今回の曲でもネイティブな発音でソウルフルな歌声を聴かせてくれます。
「better days」はそんな3人の持つヒップホップとR&Bの要素が巧みに組み合わさった曲調。
さらにストリングスによって豪華なサウンドに仕上がっています☆
それではMVを御覧ください!
クラシカルな演出の中で思い出が蘇えるMV

左から田中ロウマ、加藤ミリヤ、童子-Tの配置になっています。
いつもよりクラシカルにドレスアップした加藤ミリヤが美しいです。
また、中央に見えるパイプオルガンが荘厳な雰囲気を醸し出していますね。
MVでは、付き合っていた彼女とおぼしき人物の写真がスライドショーのように挟み込まれます。
歌詞と連動して写る背景も変化していくのが印象的です。
Cメロでの田中ロウマの伸びやかな歌声に、彼の持つポテンシャルの高さが現れています。
それでは気になる歌詞について見ていきましょう!
春から始まる2人の関係
初対面から運命が動き出す
4月 始まり奏でるイントロ 目と目が合った桜散る頃
出会った無限の可能性の中で 針が刻みだすbetter days
出典: better days feat.加藤ミリヤ,田中ロウマ/作詞:童子-T,Miliyah 作曲:童子-T,Shingo.S
2人が運命の出会いをしたのは春先です。
学校では入学式や始業式。会社では入社式が行われて新しい出会いがあります。
これから毎日顔を合わせる仲間。どんな人とどんな日々になっていくのかドキドキする時期です。
心細く思いながら周りをキョロキョロと見回していたら、2人は偶然目が合ったのでしょう。
お互いの不安を感じ取り、その瞬間にちょっとした親密感が生まれたのかも知れません。
振り返ればこの時が恋の始まりでした。