5月 よく晴れた午後 駅のホームで声かけた事
今も鮮明に焼きつくフォトグラフ きっとずっとこの先も残るはず

出典: better days feat.加藤ミリヤ,田中ロウマ/作詞:童子-T,Miliyah 作曲:童子-T,Shingo.S

それは爽やかな晴天の日だったのでしょう。

主人公は帰り道に勇気を出して「一緒に帰ろう」と気になる相手に声を掛けてみたのです。

相手は好意的な反応を返してくれて恋の第一段階を突破しました。

主人公は一緒に帰れると決まった瞬間、たまらなく嬉しかったはずです。

外では話しかける機会は限られ、目で追いかけるぐらいが関の山。

それが今、隣りにいて好きな人を独り占めしているのですから!

夢のような気分と共に主人公は自分に自信をつけます。 

気持ちのままにアタック

6月 一目会ってから気になってた 君を光らせた雨が
よけいに気持ちを盛り上げた ただただ夢中に追いかけた

出典: better days feat.加藤ミリヤ,田中ロウマ/作詞:童子-T,Miliyah 作曲:童子-T,Shingo.S

季節は梅雨に入ります。

1年の中でも雨が多く、湿度は高くジメジメとして気が滅入る季節です。

しかし主人公の熱い気持ちが冷めることはありません。

雨降りなのに傘を持ってこなかったのか、相手の髪が濡れていることに気づいた主人公。

その思わぬ美しさにドキッとして衝撃を受け、恋愛モードは一段と加速しました。

相手は主人公の気持ちに気づいているのかいないのかわかりませんが、温度差はあるでしょう。

しかし主人公は自分の気持ちに正直に従い、猛アタックを続けるのです。

恋が進展する夏

努力が開花する

7月 アサガオのしずく 導かれてゆっくり振り向く
向き合って 繋いだ手 他には何もない二人だけ

出典: better days feat.加藤ミリヤ,田中ロウマ/作詞:童子-T,Miliyah 作曲:童子-T,Shingo.S

梅雨も開けて季節は夏へ。

ここで登場するのは、アサガオです。

アサガオは早朝に咲いて昼前にはしぼんでしまう開花時間の短い花。

江戸時代から庶民に愛され、桜と並んで日本を象徴する植物の1つですね。

学校の授業で栽培して夏休みになると家に持ち帰ったという読者も多いのではないでしょうか。

朝露に濡れた姿はなんとも美しく、清らかな印象です。

そして開花するという言葉には「花が咲く」だけでなく「物事が盛んになる」「成果が現れる」という意味も。

なので主人公の努力により恋愛が成就し、2人の交際が始まる様子を暗喩しているようにも感じ取れます。

出会いから3ヶ月がたち、2人はついに恋人同士となりました!

2人の甘い関係に異変が

8月 焼けた砂浜 スピーカーから
遠く見ながら歩いた海岸線 二人きりずっとnight and day
9月 夏の終わりすれ違いケンカ 何度かけても出ない電話
もうどうしようもない位君に本気本当

出典: better days feat.加藤ミリヤ,田中ロウマ/作詞:童子-T,Miliyah 作曲:童子-T,Shingo.S

夏真っ盛りな8月。

夏のレジャーといえばなんといっても海ですね。

恋人になったばかりのラブラブな2人。

一緒にいれば海の向こうへ、地の果てまでも行けそうな勢いです。

そんな2人にもいさかいや衝突は起こります。

本音をぶつけられる関係となり遠慮がなくなったからかもしれません。

着信は拒否されてしまい耳も貸してくれない状態に。

「あんな奴と誰が付き合えるか」と愛想を尽かすことだってできます。

けれど、主人公はケンカを通して相手の存在の大きさに気づいたようですね。

むしろ「絶対に手放したくない」と感じ、何者にも代えがたい存在となりました。

恋の深まる秋を迎えて

10月 眺めた夜空 抱き合い重ねた鼓動が
聞こえる今を心に書きとめた 光り輝くカシオペア
11月 紅く色づく街 一緒に過ごす時間瞬く間に
終わってしまうでもすぐまた会いたい そして何度も愛しあいたい

出典: better days feat.加藤ミリヤ,田中ロウマ/作詞:童子-T,Miliyah 作曲:童子-T,Shingo.S

10月は肌寒くなって人恋しくなる季節です。

ここでは秋を代表する星座が登場。

ロマンチックな秋の雰囲気も手伝って、2人は再び互いの愛を深めます。

日が暮れるのが一段と早く感じる11月。

木々は紅葉し、街は早くもイルミネーションやクリスマスの飾り付けで彩られます。

本格的な冬が迫る中、ここでも2人はアツアツ。

忙しくても会える時間を作り、2人で過ごすひと時をめいっぱい楽しみます。

歌詞からは主人公が相手に夢中な様子がうかがえます。 

永遠とも思える幸せ