ノスタルジーを感じてしまう楽曲
26枚目のシングルは「青春」がテーマ
スキマスイッチが2019年7月3日にリリース予定のシングル『青春』。
誰もが経験したことのあるような若者の片思いを描いています。
聴くと甘酸っぱい思い出に浸ってしまうかも？
今回は『青春』の歌詞を中心に解説していきたいと思います。
まずは、有名俳優二人が登場しているMVからチェックしてみましょう！
MVをチェック！
清原翔・春川芽生が出演！
MVはバスに乗るサラリーマン（清原翔さん）の姿からスタート。
乗り込んできた女子高生たちの姿を見て、彼の心は一気に過去へと戻ってしまいました。
彼にはかつて想いを寄せていた女の子（春川芽生さん）がいたのです。
部活動で走っている彼女をわざと構ったりして気を引こうとしたり、手を繋いでみたり。
もうここだけで甘酸っぱい気持ちでいっぱいになりそうですね。
合間には実際の高校生たちの“青春”の様子がふんだんに登場。
いずれも楽しそうで、無邪気で微笑ましいです。
舞台は現在へ戻り、サラリーマンが乗っているバスに常田さんが乗り込んで来ます。
更にバスの運転席の様子がチラッと映りますが、ファンの方にはもうお分かりでしょう。
運転手に扮しているのは大橋さんでした。
別れの時が来て…
ある日、バスの中で春川さん扮する女の子は携帯電話を握り締めて悩んでいました。
（ガラケーというのが時の流れを感じます！）
送ろうとしているメールの文面は「東京に引っ越すことになった」とだけ。
意を決して送ったメールは同じ車内にいる清原さんの元へ。
メールを受け取った清原さんは微かにガッカリとした様子を見せました。
それをこっそり見ている春川さん…
一緒に乗っていることに気付きつつも、メールを通してやり取りしているというのがとても初々しくてかわいいです。
ゲームセンターで一人携帯の画面を眺めて、落ち込む清原さん。
ゲームで気を紛らわしてはいますが、何も行動はしなかったのでしょうか。切ないです。
ラストに衝撃の展開が！？
大人の女性になったあの娘
過去の甘酸っぱい思い出を思い出しながら清原さんがバスに揺られていると、窓の外になんと当の想い人が…
すっかり大人の女性へと成長している彼女は、清原さんには気づかず歩き去ろうとしています。
彼の脳裏には手を繋ぐことを断られた過去が蘇っていました。
「ずっと俺のこと好きでいてよ」
思い切って彼女へ手話でそう伝えた彼。
両想いだったのに引っ越しで離れ離れになったのでしょうか。
大人になった彼女を見て、一気に想いが湧き上がってきた。
そんな表情がとても真に迫っていて見事だと思います。
居ても立っても居られなくなった彼は降車ボタンを押し、運転手に謝りながらも途中下車。
ちょっと迷惑そうに道を開ける常田さんと、清原さんに頷き返す大橋さんが面白いですね。
さあバスを降りた清原さんは全力疾走で春川さんを追いかけ…
「よ、お久しぶり」
と手話で話しかけます。春川さんの方も清原さんに気づいて、とても嬉しそう。
二人の姿をバスが遮って…最後に「青春」の文字が画面に登場しMVは終わります。
彼らの青春がまた始まることを祈りたいですね。
ジーンとくる内容のMVでしたが、歌詞はどうでしょうか。
次からは歌詞について解説していきたいと思います。
歌詞を解説！
気がつけば探している
放課後グラウンドで 掛け声がこだまして
気づけば探していた
バトンを握りしめ 風を切って走る君に
またも懲りずに 心惹かれていく
思い出す思い出す 当たって砕けたあの日
うずくカサブタと しまえない気持ち
出典: 青春/作詞:大橋卓弥・常田真太郎 作曲:大橋卓弥・常田真太郎
冒頭から切ない歌詞ですね。
彼が好きな人はどうやら陸上部のようです。
そんな「君」の声が聞こえるとつい、「どこにいるのかな？」と思ってしまう。
この歌詞の主人公も何か運動系の部活を行っていたのでしょうか。
颯爽と走る「君」の姿についつい目を奪われてしまっています。
「また」とある通り、一度は諦めた恋のようです。
思い切って告白したけれども断られてしまったというのが歌詞から伝わりますね。
かなり傷ついたようですが、彼はそれでも諦めきれない気持ちを抱えています。
同じ学校に好きな人がいるという状況は避けようとしても偶然出会う事も多く、嬉しくも辛いものですね。
ましてやクラスメイトだったりすると毎日顔を合わせることになってしまいます。
主人公の場合はうっかり「声」を聴いてしまい、相手に対する思いが一気に吹き出してしまったようです。
抑えられない気持ちは彼をどんな行動へ駆り立てるのでしょうか。
