KANA-BOONメジャー5周年企画とは?
「5シーズン・5イベント・5リリース」という壮大な企画♪
2018年はKANA-BOONのメジャーデビュー5周年イヤー。
これを記念して「GO!GO!5周年」という企画を実施したKANA-BOON。
「GO!GO!5周年」とは5シーズンにわたり、5リリース・5イベントを行うという壮大な企画です。
シーズン1はB面集「KBB vol.1」&クリップ集のリリースと三国ヶ丘FUZZでの5日間連続ライブ。
そしてシーズン2として夏盤「アスター」のリリースと憧れのアジカン等との対バンツアーを行ってきました。
シーズン4はワンマンツアー&新作ミニアルバムをリリース!
シーズン3としてリリースされたB面集第2弾「KBB vol.2」には新曲「夜の窓辺から」も収録。
その他にも全国のフェスへの出演や全国ツアー開催などで私達を楽しませてくれました。
そして5周年企画のシーズン4の内容が素晴らしいのです。
手始めにワンマンライブツアー「Let's go 55 ONE-MAAN!!」を各都市で開催。
2018年12月19日にはシーズン4の作品としてミニアルバム「ネリネ」がリリースされました。
そこで今回はキャリア史上最高傑作と誉れ高い「ネリネ」収録曲を全曲解説してみようと思います。
2018年12月19日ミニアルバム「ネリネ」リリース
【収録曲】
1. ネリネ
2. アフターワード
3. 春を待って
4. 湯気
5. ペンギン
出典: ネリネ/KANA-BOON
「ネリネ」は5曲入りのミニアルバム。
初回特典盤には野外ライブ「ヨイサヨイサのただいまつり!2018 in 堺」を収録したDVDが付属されます。
さらに気になるのが「どうでもいいおまけ020」の存在。
ファンにとってはどうでもよくない素敵?なデザインのステッカーでまたクスっと笑わせてくれるのでしょう。
ネリネとはアートワークに描かれているヒガンバナ科のお花を指します。
冬から春にかけてダイヤモンドリリーと呼ばれる美しい花を咲かせるのです。
夏盤「アスター」と対をなす作品?
「ネリネ」は夏盤の「アスター」と対極をなす作品。
冬にちなんだ少し切ない楽曲が5曲収録されています。
前作「アスター」ではアスターの花言葉にちなんだ”夏の追憶”の情景を歌い上げたKANA-BOON。
もう1つの花言葉”変化”を感じさせる進化したサウンドも魅力的な作品でしたね。
今作「ネリネ」では「アスター」より更に踏み込んだ実験を行ったことを某雑誌にて語っていました。
谷口鮪さん曰く「NAMiDA」で完成されたサウンドからの脱却を図ったという意欲作です。
同時に制作進行中のフルアルバムへの布石でもある「ネリネ」。
さっそく楽曲の詳細を見ていきましょう。
アルバム冒頭を飾る表題曲「ネリネ」
ネリネの花言葉からインスパイアされた楽曲
快晴空はブルーさ 走る雲を捕まえ飛び乗った
刺激的なイメージを越えて スピードをあげて風を切って
遠くのまちで暮らしたり 今とは違う僕を探したり
世界は広いケージを越えて 新しい日々想像の向こうへ
Hey
さよならを積み上げ行こう
感傷的通り雨に濡れたなら
乾くまで待って また行こう
La La La La La
歌いながら 躍りながら 進め旅はまだまだこれから
単純な 心のままで いられたらいいけど
出典: ネリネ/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪
作品の冒頭を飾るのは表題曲「ネリネ」です。
冬の終わりから春にかけて麗しい花を咲かせるネリネ。
長い冬を耐え忍び春を迎えるという物語は否が応でも”成長”という言葉とリンクします。
「ネリネ」のイントロで高らかに鳴らされるホーンの音色が連想させるのは旅の始まり。
不安でいっぱいの心を鼓舞するように演奏される弾けるようなリズム。
そしてこれまで以上に自由なメロディーを奏でるギターはサビのフレーズを体現しているのでしょう。
ネリネの花言葉である”華やか”で”楽しい思い出”に別れを告げる「ネリネ」の歌詞。
5周年という節目の終局が近づくKANA-BOONの成長を感じさせる最高の幕開けです。