日高光啓 / SKY-HI
アイドルユニットAAAのラップ担当としても活動しながら、ソロでの活動も行っている日高光啓。
ソロ活動の時には、ULTRA NANIWATIC MC'SからもらったMCネーム「SKY-HI」という名前を使っています。
でも、ファンからはだっちゃん、のニックネームで呼ばれることもしばしば。
彼の持ち味はMCバトルで磨きをかけた高速ラップですが、もちろんそれだけではありません。
メロディックなフロウ、AAAの活動に裏打ちされたポップセンス、タイトなライミング。
全て集まって、オンリーワンの「SKY-HI」という存在を形作っているんです。
だから、楽曲の振り幅も相当に大きいのが彼の特徴。AAAの曲?と思えるようなポップソングもあれば、ヒップホップが前面に出る曲ももちろんアリ。
「スマイルドロップ」楽曲情報
シングル曲としてリリース
「スマイルドロップ」は2014年12月12日、SKY-HIとしては2枚目のシングル曲としてリリースされました。
12月12日はSKY-HI自身の誕生日!このシングルはバースデーシングルだったわけですね。
ですがこの楽曲、単純に誕生日を記念してリリースした曲、とも思えません。というのも…
作詞には非常に苦戦し、作詞家としての力不足を痛感し、『TRICKSTER』発売後、次作のアルバムのイメージがありそれも視野に入れてスマイルドロップを制作していたが、そのアルバムも白紙化となった。
自身が納得できる歌詞力が身に付くまで新作はリリースしないとスタッフに公言。
9ヶ月ほど新しい曲も作れなくなり、その9ヶ月の間スマイルドロップのテイクだけで182回もリテイクしたという。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/スマイルドロップ
「スマイルドロップ」の背景には、とても大きな産みの苦しみがあったことがうかがえます。
それでもこの楽曲に向き合い続けて、逃げずにリリースまでこぎつけました。
これは想像ですが、「この曲を納得のいく作品にまで仕上げられたら、作詞家として絶対に進化できる」と考えていたのではないでしょうか。
だからこそ「スマイルドロップ」を誕生日にリリースして、「俺は1つレベルアップしたぞ!」と言いたかったのかも。
アルバムには別バージョンで収録
「スマイルドロップ」は、SKY-HIの2016年1月20日発売のセカンドアルバム「カタルシス」に収録されました。
収録曲はこちら。
1. フリージア ~Prologue~
2. Ms.Liberty
3. スマイルドロップ ’16
4. Countdown
5. LUCE
6. As a Sugar
7. F-3
8. Young,Gifted and Yellow
9. 朝が来るまで
10. Seaside Bound
11. アイリスライト
12. カミツレベルベット
13. フリージア ~Epilogue~
出典: カタルシス/SKY-HI
「スマイルドロップ」MVをチェック
MV
「スマイルドロップ」のMVがこちら。タキシード姿のSKY-HIがクールです!
撮影はどこかバーのような場所で行われたようです。
前半はSKY-HI単独のカットが多いですが、後半になるにつれて白シャツ+黒タキシードの男性たちが増えてきます。
ラストではセッションが行われる中、ビリヤード台の上に立って歌うSKY-HI。絵になりますね!
隠されたMVの設定とは?
実はこのMVには隠された設定があるんです。
SKY-HI以外の男性出演者は白のワイシャツに黒のタキシードという出で立ち。
そして、この男性陣とSKY-HIがやりとりをしたり、関わり合うシーンは一切収録されていません。
これは、MVの中でSKY-HIは死んでいるという設定があるから。
つまりは、SKY-HIを弔うために友人が集まっている、というシーンなんですね。
だからSKY-HIは誰とも会話しないし、触れたりもしない。
男性陣も、SKY-HIのことが見えていないかのように、完全にスルーしています。
そんな設定になっているのは、曲調こそ明るいものの、歌詞はとても切なくて悲しいから。
さて、それでは「スマイルドロップ」の歌詞を詳しく見ていきましょう!