本当にこのまま大人になっていいの?

まだまだ迷いがあるのだけれど

はたち はたち はたち はたち
あたし あたし はたち ふれそでーしょん
はたち はたち はたちだけなの?
そうでしょ あたし はたち はたちの
ふりそでーしょん

出典: ふりそでーしょん/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ

子どもと大人の境目は、間違いなく「はたち」でしかないのです。

どんなに本人は子どもでいたくても、20歳以上になればみんな大人。

“はたちだけなの?”というところでも、まだ何か迷っている様子が見られます。

自分の中で何か大きく変わるわけではないけど、お酒もタバコも解禁になる。

こういったボーダーラインは、なくてはならないものです。

でも、自分の中ではなんか違うような気もする。

しかし大人になるということは、決して悲しいことではありません。

むしろ喜ばしいことだから、みんながこうしてお祝いしてくれるのです。

ここまで立派に成長できたその証が「はたち」。

その事実には感謝しかないですよね。

いくつになっても「わくわく」していたい

ありがとう みんなに会えて
いろいろなステキな体験をしたよ
今年も そして来年も
このわくわくをわすれないよ

出典: ふりそでーしょん/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ

20年も生きてきたということは、それだけ豊富な経験をしてきたということ。

たくさんの人に出会って、たくさんの体験をする。

苦しいこともあったかもしれないけど、それは今の自分をつくりだす糧になっている。

どれもこれもひっくるめて、結果的には“ステキ”なものになっているのです。

それは20歳になるまでだけじゃなくて、この後も同じ。

21歳になろうが、22歳になろうが。30歳になろうが、50歳になろうが。

子どもの頃から感じていた“わくわく”する気持ちは、いつまでも忘れたくないですよね。

大人になったとしても、子どもの頃にあった純粋な想いは大切にしたいものです。

中田ヤスタカから成人のみんなへのメッセージ?

ショートケーキの中の
甘酸っぱいやつみたいな
恋ばかりしてるキミに
キャンドルライトつける

出典: ふりそでーしょん/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ

この辺りも、いかにも「はたち」らしい様子。

ちょうど青春時代を乗り越えて、一番恋愛を楽しめる頃ではないでしょうか。

そんなキミに“キャンドルライト”を灯す。

この部分は色々な解釈ができそうですが、もしかしたらこれもMV同様「注意喚起」かも?

「ふりそでーしょん」は、ちょうど20歳になるきゃりーに向けて制作されたもの。

これは、プロデューサー・中田ヤスタカからきゃりーへのメッセージのような…。

「世の中には怖い大人がたくさんいるから気をつけなさい」

実はそんな想いが背景にあるのかもしれません。

きゃりー本人も「せつない!」といっていた歌詞

大人になるのは怖いこと?

はたち はたち はたち はたち
あたし あたし はたち ふれそでーしょん
はたち はたち はたちだけなの?
そうでしょ あたし はたち はたちの
ふりそでーしょん

オトナになったら うれしいの?
オトナになったら 悲しいの?
なにするの? なにができるの?
いましかできないの?

出典: ふりそでーしょん/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ

ここはまさに“迷い”の部分です。

「大人になったらできなくなることがあるの?」

そんな風に、大人になることへの不安のような気持ちもあらわれています。

お祝いソングではありますが、やはりちょっとせつないテーマも込められているような。

ここでも「大人と子どもの狭間」、モラトリアムな様子が表現されています。

いろいろな顔を見せてくれるきゃりー

【ふりそでーしょん/きゃりーぱみゅぱみゅ】歌詞解説!大人の仲間入り♪はたちを祝うバースデーソング!の画像