2番サビ

間違いを笑い倒すということは……

かいりきベアfeat.初音ミク【ルマ】歌詞の意味を解説!主人公が愛を求める理由って?ルマとは何なのかの画像

愛を頂戴
感情熱唱メッタッタッタ 声枯らせ
断然止まんない ×点 笑い倒せ

出典: ルマ/作詞:かいりきベア 作曲:かいりきベア

ここでもまた主人公は声が枯れるまで熱唱します。

しかしここでも出てくるのは×点

正解をいくら探しても出てくるのは間違いばかりで、主人公は投げやりになったのでしょう。

こうなったら自分の間違いを笑ってやれと開き直ります。

ある意味ポジティブとも取れますが、果たしてそれでいいのでしょうか……。

悟りの境地に……

心臓血漿マッカッカッカ 踊り舞え
正解なんて無い無い提唱だダダダダ (ワオーン!)

出典: ルマ/作詞:かいりきベア 作曲:かいりきベア

1番のサビでは正解があるとして「バイバイ」と遠ざかっていました。

しかしここでは「人生に正解などないのだ!」という説を提唱し始めます。

何となく気持ちは分かります。

例えば人はいくら探しても探し物がない時、「初めからそんなもの無かったんじゃ」と思い始めます。

「見つけられない自分がおかしい」のではなく「見つからないモノがおかしい」となるのです。

しかし、自分が「持っていた」と思う以上、それは間違いなく存在するのです。

主人公は悟ったようなことを言っていますが、本当に諦めたのでしょうか。

ラストサビ

「我」を貫くこと!

かいりきベアfeat.初音ミク【ルマ】歌詞の意味を解説!主人公が愛を求める理由って?ルマとは何なのかの画像

愛を頂戴
感情裂傷メッタッタッタ 詩歌え
全然染まんない「我」貫き通せ

出典: ルマ/作詞:かいりきベア 作曲:かいりきベア

裂傷とは、皮膚などが裂けた傷のことです。

感情がズタズタに裂けてしまっているわけですね。

そして次に注目です。

これまでは声を枯らして歌っていた主人公が、詩(うた)を歌えと言っています。

敢えて「歌」と書かず、「詩」としたのは何故でしょうか。

恐らくこれは、「自分の考え方」「自分の生き様」を書いた「詩」なのではないでしょうか。

失敗したり立ち止まったり、ズタボロの人生。

だけど、主人公はそれさえ「詩」にして歌い上げるのです。

そうやって周りの常識や良識に染まらない「我」、つまり自分の人格を貫こうと決意したのです。

さあ、最終的に主人公が出した答えはどんなものなのでしょうか。

そして主人公は確証を得る

心境全焼落下ッカッカ 這い上がれ
正解なんて曖昧立証だダダダダ

出典: ルマ/作詞:かいりきベア 作曲:かいりきベア

ついにズタボロになっていた心は全焼し、燃え落ちます。

しかしそんな状況でさえ這い上がってくる主人公。

そして「我」を貫くことこそが正解であると気づくのです。

各人によって「我」は違います。

だからこそ、正解なんて人それぞれに違うのです。

そして今までのサビと違い、「提唱」が「立証」へと変わります。

主人公の中では「正解なんて曖昧なものなんだ」と「立証」されたのです。

もしくは「正解なんて曖昧にしか立証できないものだ」と考えたのかもしれません。

いずれにせよ、「我」を貫くことが正解だという答えにたどり着いた主人公。

これから主人公は、この考えに沿って生きていくのでしょうか。

それともまた、どこかで転機が訪れるのでしょうか。

最後はさらに転調してフィナーレ