先ほど、自分は本当の気持ちを表せなかったというような意味の歌詞がありました。
しかし、本来の自分を出すことができれば、ひたすらに夢を求め続けていた自分に戻ることができるのです。
とても純粋な気持ちでしょう。
おそらく、今は本当の自分を出せないこともあって、夢を追う気持ちすら忘れていたのかもしれません。
しかし、本当はそんな夢を追いかける自分に戻りたいという気持ちがあるのです。
私の今の気持ち
とにかく進みたい
新しい世界 飛び込んでみて
ギャップ丸ごと 可能性になる
後悔の後より前に進みたいし
言葉より気持ちが欲しい
出典: 無敵なハート/作詞:倉木麻衣 作曲:平賀貴大・望月由絵
どんどん明るい気持ちになっていることが歌詞から伝わってくるのではないでしょうか。
まるで、夢を追っていたときのような好奇心で、自分の知らない世界に踏み込んでみる。
それによって自分の知らない自分や、新たな人に出会えるのかもしれません。
その出会いによって、自分がこれからできること、また自分の世界がどんどん広がっていくのでしょう。
歌詞の3行目の「後悔」という言葉。
何かに挑戦しないで感じてしまった後悔や、何かに挑戦して後悔すること、どちらの意味もあるでしょう。
しかし何かに挑戦しているだけで、絶対に前には進むことができているのです。
自分は後悔など関係なく、とにかく新たに歩み始めたいのです。
そして、進んだことで感じる気持ちを大事にしたいのでしょう。
先ほどまで、自分の気持ちをなかなか表現できないような自分でした。
しかし「自分はこうしたい」というような本当の気持ちを表現しはじめているのです。
意外な私に出会う
案外 明日の自分自身 変わるかも
見てて 危なっかしいけど
迷いを振り切って
出典: 無敵なハート/作詞:倉木麻衣 作曲:平賀貴大・望月由絵
先ほどの歌詞のように、前向きな気持ちになりはじめ、本当の気持ちも表現できるようになった自分。
その気持ちになったら、自分はもしかするといろいろなことができるのではないかと思い始めたのです。
歌詞の1行目の「案外」という言葉。
自分でもまさかそのような気持ちになることができるとは思っていなかったのかもしれません。
この前向きな気持ちを持ち始めてから、未来が徐々に変わっていくのではないか。
そんな期待感やワクワクした気持ちが歌詞から伝わってくるのではないでしょうか。
その様子は、綱渡りのようにとても安定していないものかもしれません。
絶対に成功する確実な未来があるわけでもない。
だからこその不安もあるでしょう。
しかし、そんな不安があったとしても、私は進み続けたいのです。
前に進み続ける
目覚めた心
無敵なHEART 目覚めさせて
もう 負けてられない revives my heart
涙を流したあとには
無敵な私と明日に cheers!
出典: 無敵なハート/作詞:倉木麻衣 作曲:平賀貴大・望月由絵
先ほども似たような歌詞が出てきました。
心が騒ぎ出していたところから、ついに心が目覚め始めたのです。
ここからさらに何かがスタートしていくような印象を受けるのではないでしょうか。
以前の私のような弱い気持ちに負けている暇はない。
そして本心を表せない自分から離れたい。
そのように徐々に前向きな気持ちになり、私の心は蘇り始めたのです。
おそらく、とてもつらいこともあったでしょう。
そしてそのような自分が嫌で嫌で仕方がなかったのかもしれません。
しかし、つらい気持ちを経験したからこそ、気持ちはさらに強くなっているのです。
もう私には怖いものはありません。
その様子が、歌詞の4行目から伝わってくるのではないでしょうか。
乾杯をしているほど、前向きな気持ちになっているのです。
私に乾杯
それでは歌詞を見てきた上で、考察をしていきましょう。
まずは、乾杯に込めたもの。
乾杯というものは、おめでたいときにするものです。
このことから、自分が変わることができたことへの祝福が込められているのではないでしょうか。
そして、無敵な心を手にいれることができたこと。
また、新たな挑戦をしていくことに対して「頑張ろう」という気持ちが込められた乾杯なのかもしれません。
さまざまな思いが込められていますが、すべてポジティブな感情なのです。
また、歌詞では「私と共に明日に乾杯」と述べています。
「私」が乾杯するのはもちろんですが、聴いているあなたと乾杯ということなのではないでしょうか。
私だけではなく、一緒に聴いている人にも、自分と同じように夢を追っている気持ちを思い出して欲しい。
そのような願いが込められているのです。
そんな私に無敵の力をくれるもの。
それは夢を見ていたときの自分なのかもしれません。
後悔するよりもとにかく進み続けたい。
そのときの気持ちやワクワク感、期待感が、本当の自分に戻りたいという気持ちにさせたのでしょう。