【Stranger】安室奈美恵らしさを体現したダンスナンバー!注目のMVを公開!歌詞の意味も解釈!の画像

それでは、ここから歌詞の意味を詳しく見ていきましょう。

ふけていく夜、溺れていく二人

I got you up on your feet
I got you up on the dance floor
囁くわ そっと 感じて a lot more
So now you got a lot to prove
節操などないスタンスで
そのまま溺れてよ dance
'Cause I just wanna rock when I'm close to you

出典: Stranger/作詞:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus 作曲:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus

意訳すると以下のようになります。

「さあ立ち上がって、ダンスフロアに来て。

囁くわ そっと 感じて もっと。そして今こそ証明してみせて。

節操などないスタンスで。そのまま溺れてダンスして。

だってあなたに近づいたら、ロックを踊りたくなるから…」

舞台はクラブのダンスフロアのようです。

心を打つビート、立ち込めるアルコールの香り、そして踊る意中の相手。

女性は意中の相手に近づきながら、溺れるようなダンスに誘っていきます。

とても気になる相手を言葉で挑発しながら、距離を縮めている様子が表現されています。

私だけの世界へ…

【Stranger】安室奈美恵らしさを体現したダンスナンバー!注目のMVを公開!歌詞の意味も解釈!の画像

This is the night, my music's playing through my headphones

出典: Stranger/作詞:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus 作曲:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus

「今夜は、私の音楽がヘッドフォンから聴こえてくる」

「夜」という時間帯が強調されています。

夜は深まっていくにつれて、流れる音楽がだんだん自分のものになっていく。

音楽にもヘッドフォンにも「私の」という所有を表す「my」という言葉が冠されます。

ダンスフロアにいるのなら、ヘッドフォンは着用していないはず。

これは比喩表現なのではないでしょうか。

まるで、ダンスフロアに響く音楽が「自分のためだけの音楽」に変化していく。

他の誰のためでもなく「私」の体の中に響いている。

そんな強調を「ヘッドフォン」という言葉で表しているのではないでしょうか。

私を奪って…

You can get what you want
You can win me over baby
わかってる your desire
隠せぬ fire
You can get what you want
You can win me over baby

出典: Stranger/作詞:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus 作曲:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus

「あなたは欲しいものを何でも手に入れる。私の心も奪ってみて。あなたの願望はわかってる。隠せない炎...」

情熱的に「あなた」を誘惑するようなメッセージです。

大音量の音楽が響くダンスフロアで、私と「あなた」は二人の世界に入っていきます。

そして「あなた」が何でも手に入れられる人だと讃えている。

その一方で、私への熱い気持ちがあるんでしょう?と挑発しています。

この曲の歌詞は女性からの目線でしか情景は描かれていません。

しかし、ダンスフロアで体を密着させ、視線を絡ませながら踊る二人の姿が目に浮かびます。

「私」は妖艶な笑みを浮かべながら「あなた」を眺める。

一方で「あなた」はどんな表情で女性を見つめているのでしょうか。

ダンスフロアでのやりとりをMVの映像と重ねてイメージすることができます。

妖艶なだけじゃない「私」

終わらない夜

【Stranger】安室奈美恵らしさを体現したダンスナンバー!注目のMVを公開!歌詞の意味も解釈!の画像

I got you up and down
I got you anytime you come around
めまいするほど fine 誰にも渡さない
I got you up and down
I got you anytime you come around
No regrets, we're not going home
We're dancing Marathon

出典: Stranger/作詞:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus 作曲:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus

「何度でも来たくなるでしょ。いつでもここに来ていいの」と繰り返します。

「後悔はしないで、まだまだ帰らない。私たちは踊り続けるの」とオールナイトで踊り明かそうと誘っています。

これまでは、あくまで「あなた」を挑発する「私」のメッセージが語られていました。

ここでは「めまい」が出てきます。

「あなた」を誘惑する「私」も、めまいがするくらいに「あなた」に魅了されているのです。

また、他の誰にも「あなた」を渡したくない、という言葉からは「あなた」への執着がうかがえます。

そして「まだまだ私たちは帰らない」「踊り続けるの」という言葉も出てきます。

これはいつまでも夜が明けないでほしいという「私」の切実な願いが込められています。

朝が来てしまえば、「あなた」との時間が終わってしまう。

ここだけ見れば、まるでシンデレラのような健気さを持った「私」が見受けられます。

今までの妖艶な雰囲気とは違いますね。

Would you do it all for love

出典: Stranger/作詞:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus 作曲:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus

「愛のためだけに、そうしてみない?」

一緒に踊り明かすことで愛を確かめ合おう、と提案しています。

I got you up on your feet
I got you up on the dance floor
クセになるもっと
やめないのがモットー
I know I'll never lose the groove
性懲りもなくトランスさせたい 何度でも sou bang
'Cause I just wanna make it through

出典: Stranger/作詞:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus 作曲:Oeoe Sky Beatz, Shikata, Tiger, Maria Marcus