iri【ナイトグルーヴ】歌詞の意味を徹底解説！君がいないとどうなってしまう…？泣きたい気持ちを考察

ソウルフルな歌声が魅力のシンガーソングライターiri（イリ）さん。

音楽通で知られる俳優の松重豊さんも彼女の歌声を絶賛されています。

このエピソードを知れば盟友・星野源さんファンの方も納得でしょう。

ブラックミュージック好きという共通項に反応するはずです。

今回はインディーズ時代からの人気曲「ナイトグルーヴ」をご紹介します。

• メジャーデビューアルバム「Groove it」（2016年10月発売）
• 7インチアナログ「rhythm / ナイトグルーヴ」（2019年5月発売）

2018年8月に「会いたいわ」との両A面シングルとしてリリースされたほか、上記にも収録されています。

動画は2016年4月に開催された「Sofar Tokyo」での演奏シーン。

イギリス・ロンドン発の音楽イベント「Sofar Sounds」（ソファーサウンズ）の日本版です。

アレンジはOvall（オーバル）のドラマーmabanua（マバヌア）さん。

「Sofar Tokyo」の動画ではアコースティックバージョンが楽しめます。

注目したいのはiriさん自身が作詞作曲したうちの歌詞です。

愛する君がいないと大変なことになりそうな気配がただよっています。

あふれているのは泣きたい気持ち。

この辺りに注目し歌詞を解説します。

どっぷりラブソングです。

まず主人公は女性、愛する「君」は男性ではないかと考えられます。

相手の微笑む顔を見るだけで、身動きができなくなってしまうほどの恋。

つき合い始めのラブラブ期間なのでしょうか。

それとも遠くから眺めるだけで、実際は片想い中という話かもしれません。

ただ気になるのは相手の微笑む顔を美しすぎると表現しているところです。

どちらかというと男性主人公が女性を見つめたときに出てくる言葉のよう。

ストレートに解釈するとiriさん自身を彷彿とさせる等身大の女性です。

またはiriさんが男性になりきっている体（てい）なのかもしれません。

ちなみに最後の行で「身動きができない」という意味のカタカナ英語になっているのは、韻を踏むため。

2人の関係性と韻、この2点については今後の歌詞を交えて解釈します。

先ほど保留した2点のうち、まず韻についての答えが出てきます。

歌詞4行目です。

今回登場したのは曲名の進行形。

これと既出の「身動きができない」の進行形で韻を踏んでいました。

では、曲名およびその進行形にはどのような意味があるのでしょうか。

夜通しリズムに合わせて体を揺らす、踊るといったところでしょう。

2人の関係性はまだ曖昧で、いろいろ解釈できるようになっています。

そのうちの1つとして具体的な物語を想像してみましょう。

女性主人公は男性に片想い中。

昼間に男性を見かけ、それだけで固まってしまったのではないでしょうか。

そのときの男性の微笑みが忘れられず、夜になっても目に焼きついて離れない状態です。

ただ、クラブやライブハウスで2人が踊るような光景が描かれています。

ところが実際の出来事ではなく、女性主人公が「夜に見る夢」。

これが曲名の実態ではないかと想像してみました。

この想像が合っているのかどうか、続きを見てみましょう。