iri【言えない】歌詞の意味を考察！同じ夜をぶらぶらするとは？何をどうして言えないのか理由に迫る

今や注目され人気もあるシンガーソングライターのiri。

楽曲をリリースした2020年には新型コロナウイルスによって本来行うはずであった全国ツアーも中止になりました。

何かをしたい！と願いながらも先が不透明でもやもやしている状況の中、彼女は葛藤していたのでしょう。

そんな中で制作されたのが「言えない」でした。

前を向きたいけれど前を向けないそんな彼女自身の心情が歌詞に表れています。

歌詞を自分自身に当てはめるととても切なくなり共感ができる1曲です。

会いたい人になかなか会えないからこそ伝えたいことも言い出せない状況になっています。

そんな世の中の人が抱く気持ちをまるで代弁してくれるかのような楽曲が「言えない」なのです。

言わないわけではない…言いたいけれどいろいろな事情が重なってしまい、結果的に言えないのでしょう。

そんな深い意味をもつ楽曲の歌詞について深掘りしていきたいと思います。

歌い出しは"こんなはずではなかった"という気持ちを表していました。

あなたとの思い出を思い出せば出すほど理想の形ではないと想像できます。

相手のことを思っているがために不安、不満を抱えている状態になっているのでしょう。

またポラロイドという言葉には古びた思い出という意味が込められているように感じます。

過去を捨てたわけではないけれど、しばらく思い出すのも忘れていたのかもしれません。

これは私が求めているあなたではない…なんでわかってくれないのだろうと心の中で思います。

反対にあなたが求めている私にもなることができないのです。

お互いにすれ違っている状況であることがこの部分の歌詞からわかります。

また私とあなたでお互いの理想に当てはまっていない様子がここから推測できますね。

なかなか2人の気持ちが一致しなくて、切なくもどかしい状況です。

求めている言葉をくれないあなた…。

促すけどやりとりしている途中で空中分解して相手に全く気持ちが届かないのです。

私の気持ちを理解してくれないから、彼女は電話越しに話しているみたいにただ妄想するしかありません。

それが私のできるギリギリのことなのでしょう。

そしてただあなたが幸せであれば私はそれでいい…。

そうやって気持ちを殺しながらそれでも相手のことを思っている描写が伝わってきます。