ここではラップ調な歌い方に切り替わります。

十代の若者が使うような軽いいい回しが目立つ歌詞です。

主人公は恋愛経験が豊富なのか、最初の部分では恋愛に対しての自信があふれています。

ハグやキスといった大胆な行為もお手の物といった様子ですね。

乃木坂46がこういった詞を歌っているのは貴重だと思います。

絶対 忘れない(忘れない)
ひと夏になるよ
だって私と(私と)
恋するんだよ(ありがたいでしょう?)
WOW Oh Oh Oh…

出典: 自惚れビーチ/作詞:秋元康 作曲:Tadashi Tsukida

ここで歌われている詞はかなり上から目線の内容になっています。

主人公は自意識が高いのでしょう。

自分と恋ができる男性は、それだけで恵まれていると思っているようです。

ここから少しずつ「自惚れ」の要素があらわれてきます。

自惚れ屋

カモーン カモーン カモーン こっちおいで
カモーン カモーン カモーン 自惚れビーチ
ちょうど一人なの(Hey!)
今だけのチャンス(Hey!)
カモーン カモーン カモーン こっちおいで
カモーン カモーン カモーン 上からロマンス
私がフリーでいるなんて
ありえないから
カモーン カモーン カモーン…

出典: 自惚れビーチ/作詞:秋元康 作曲:Tadashi Tsukida

サビになります。

沢山の男性に声をかけている様子が想像できる歌詞です。

彼氏のいない自分が信じられないといったような主人公の自惚れ屋な性格が出ています。

世の中には彼氏が途切れない女の子がいますが、まさに主人公がそのタイプのようです。

しかし、夏の恋はこれぐらいの積極性が必要なのかもしれません。

2番の歌詞の意味を解説

待ちに待った出会い

サンオイル 背中だけ塗って欲しい
どなたか手が空いてる優しいGUYS
サマー サマー サマー
照れてないで!

出典: 自惚れビーチ/作詞:秋元康 作曲:Tadashi Tsukida

サンオイルを塗ってくれる男性が見つからないのは、照れているからだと主人公は思っているようです。

しかし、実際は怪しまれているからなのではないでしょうか?

女性側が積極的すぎると、男性側は裏あるように感じて引いてしまうものです。

主人公が受け身になれないのは、少し焦っている気持ちがあるからだと思います。

触れ合ったら感電する Yeah!
惹かれ合って通電する Yeah!
ビリビリしちゃってスパークしちゃって
ハートはノックダウンこのままノックアウト
サマー サマー サマー

出典: 自惚れビーチ/作詞:秋元康 作曲:Tadashi Tsukida

恋を電気に例えた詞になっています。

この部分ではビビッとくる男性と出会えたことを意味しているのではないでしょうか。

たまたま手と手がぶつかって、そのまま恋に落ちたようです。

出会いのシチュエーションとしてはとても運命的に感じます。

ついに主人公は彼氏をゲットできるかもしれません。

ちょっと 面倒な(面倒な)
彼女になるかも
だって私は(私は)
わがままだから(あきれないでちょうだい)
WOW Oh Oh Oh…

出典: 自惚れビーチ/作詞:秋元康 作曲:Tadashi Tsukida

すでに付き合う前提で話が進んでいます。

実際はまだ出会っただけです。

自分の恋が失敗するはずないという自信から、気の早い妄想をしてしまっています。

男性からの反応もないまま、主人公だけが突っ走っているのでしょう。

主人公の自惚れ屋な性格が悪い方向へと働いています。

必死のアピール

サマー サマー サマー 出会ったのは
サマー サマー サマー 何かの縁
彼と別れたて(Hey!)
偶然ラッキー(Hey!)
サマー サマー サマー 出会ったのは
サマー サマー サマー 奇跡の糸
ちょっぴり寂しい環境は
弱気になるよ

出典: 自惚れビーチ/作詞:秋元康 作曲:Tadashi Tsukida

自分と出会ったのは相当ラッキーだということを男性に伝えているのでしょうか。

「前の彼氏と別れたのもあなたと出会うための縁!」という口説き文句が聞こえてきそうです。

運命だと信じてやまない様子から、主人公のロマンチストな一面も垣間見えます。

最後の詞では、失恋した自分悲劇の主人公だということを訴えているのでしょう。