恋心よあたしにきっと幸あれ（Softly）が中高生から絶大な支持を受ける理由とは・・・？【歌詞解釈】

2016年9月28日に発売された1stアルバム『言えなかったこと。言いたいこと。』に収録されている楽曲です。

楽曲の爆発的な人気を受け、2016年12月7日には「恋心よあたしにきっと幸あれ (X'mas Remix)」が配信されました。

12月22日のSoftlyの地元である北海道・道新ホールでのワンマンライブ、＜Softly LIVE 2017　～アリガトウをアナタに　アリガトウをワタシに～＞をラストとし、活動を休止することを発表したSoftly。

休止はファンとしては寂しいですが、彼女たちの活動の軌跡を振り返るためにも、ブレイクのきっかけとなった楽曲について今回は紹介します。

「恋心よあたしにきっと幸あれ」のブレイクのきっかけは、北海道でポッカサッポロフード＆ビバレッジ『リボンナポリン』のTVCMソングとして流れたことです。

このCMを見て気に入った主に中高生の女子の手によって、動画コミュニティ MixChannelでこの楽曲を使用した動画が北海道を中心に投稿され始め、その人気は爆発的に全国に拡散していきました。

MixChannelといえば誰でも気軽に動画編集、投稿ができるアプリで、動画ごとにジャンル分けされているのですが、

そんな中最も支持を集めるジャンルが、"LOVE"というジャンルで、カップルの思い出や日々の中の良い様子などを、好きな楽曲をBGMにして投稿する若者が多いようです。

”LOVE”のジャンルで圧倒的に多く使われた「恋心よあたしにきっと幸あれ」の人気が爆発するのも、このアプリのユーザー数から考えると必然的。

上の画像はそんな"LOVE"を象徴するようなカップルの一組のミクチャダンス動画まとめですが、一曲目がこの曲ですね。

振り付けをつけることで、さらに歌詞の意味が可愛らしく響いてきます。

このジャンルで人気になる楽曲は、上の動画のカップルのように歌詞に合わせて振り付けを入れたり、

歌詞に合った写真や文字つきの可愛らしい画像を選んで動画に合わせたりする人が多いため、恋愛の共感できる歌詞が使われる理由となっていることが多いんですよね。

というわけで次は、人気の一番の理由になったと思われる「恋心よあたしにきっと幸あれ」の歌詞を見ていきます。

ここからは「恋心よあたしにきっと幸あれ」の歌詞を解釈します。

先ほどのカップルの動画のようなハッピーな一曲かと思いきや実は...！？

意外なこの曲の歌詞の意味と、心に染みる言葉の数々を知っていただければと思います。

「涙の数だけ強くなれる」は岡本真夜さんの「TOMORROW」の歌詞でしょう。

誰にでも懐かしく思い出す日があり、その日にはもう戻れず、そんな風に思える日はもう二度となくても流した涙の数だけ強くなれると信じて前に進もうということで使っているのですね。

そして、この曲の「あたし」にとって戻りたくても戻ることができないない「あの日」とは「彼」の彼女でいられた日々のことです。

別れた今も、相対気持ちはなくならず、「彼」を想って涙するばかりじゃなく、本当は笑顔をとりもどしたいと思っているのですね。

今はボロボロの「恋心」へ、「あたしにきっと幸あれ」と前向きになれるようにメッセージを送っているのです。

明るいメロディーや、幸せそうなカップルの動画のBGMに使われていたので、気づかなかった人も多いかと思いますが、実は、失恋ソングだったのですね。

この部分はもう叶わない、「彼」と共にある未来を想像した歌詞です。

「ハレの日」は天気ではなくハレとケのハレなので、きっと結婚式の日のことでしょう。

世界でたった一人の「彼」の奥さんになる「あたし」は幸せそうに笑い、そんな「あたし」のことを「彼」は「カワイイね」と言ってくれる。

本当はずっとずっと一緒にいたかった、大好きな人との未来。

しかし、別れてしまった今となっては、そんな幸せな未来は、二度と来ないのでした。