目まぐるしい展開に興奮の1曲!「誰が言った」
今回は2014年7月2日にリリースされた、UVERworldの8枚目のアルバム「0 CHOIR」に収録されている「誰が言った」という曲を紹介します。
このアルバムから、サポートメンバーだった誠果が正式メンバーとして加わり、UVERworldは現在の6人態勢になっています。
舞台演劇の表現を元に生まれた1曲
語り掛けるようなヴォーカルを、追いかけて入ってくる歯切れのいいアコースティックギターと、そこに絡む絶妙なサックスフレーズ。
そんな哀愁漂う曲入りを見せる「誰が言った」。
この曲はヴォーカルのTAKUYA∞が舞台演劇を鑑賞した際に、台詞に合わせた照明の表現からインスピレーションを得て、生まれた1曲だといわれています。
歌詞の内容に反応して展開されていく演奏は、非常に目まぐるしく、スリリングなもの。
変則的なメロ部分の演奏は息の合った6人だからこそ成し得る芸当でしょう。
そしてサビではお馴染みの疾走感を披露。
訴えかけるような歌声が突き刺さります。
ライブではワルツを踊る!?
「誰が言った」のアウトロ部分も非常に興味深いアレンジがなされていて、ワルツのリズムが展開されます。
そしてライブでこの曲が演奏される際は、なんとヴォーカルのTAKUYA∞と、ベースの信人がワルツを踊るらしいんです!
なんという徹底ぶりでしょう!!
クールな楽曲を展開する彼らのそんなお茶目な姿、ファンなら一度お目に掛かりたいものですね!
緊張感のあるMVも必見
「誰が言った」のMVもまた、緊張感溢れるものになっています。
メンバーの演奏シーンを収めたMVはUVERworldの中では常套句のようになっていますが、この曲の演奏内容を考えれば、メンバー間に流れる空気感も他とはまた違うことはわかりますね。
ところどころ、字幕の様に表れるメッセージもカッコイイです!
そんな手に汗握る内容のMV。どうぞご覧ください!
「誰が言った」の歌詞を紹介
「誰が言った」には、タイトルからも伝ってくるように、非常に痛快なメッセージが込められています。
ここからはその歌詞の内容を一部抜粋し、紐解いていきます。
イエスマンを揶揄
Everybody YES…と 身を守る呪文のようにくり返す
Everybody YES…と 祈るように イエスマンがくり返す
出典: 誰が言った/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
まずは、いわゆるイエスマンを揶揄したようなこの部分から見ていきましょう。
とにかく意見の衝突を避け、それが自分の望むことと違っていても、とりあえず周りに合わせる。
そういう人が圧倒的に多いので、それがさらに大多数の意見になっていく。
「みんなが言ってるから」の安心感は確かに絶大なものです。
それは自分が責任を取らなくて済むからでしょう。
でも、自分の本心を無視して得た安心にどれほどの価値があるでしょうか。
その一般論を唱える前に、行動を起こしてみること、そして自分の行動に責任を持つこと。
その方が得られるものが多いことは明らかではないでしょうか。
真っ直ぐ前へ
Straightforward そのBackboneと
整合性に 重さが変わって行く
Straightforward 溢れた言葉の秘めた可能性 求め
I will go
My art is exploding BOW!
出典: 誰が言った/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
続いて「真っ直ぐ前へ」という意味の、力強いワードから始まるこの部分。
バックボーン、整合性、これらはどちらも筋が通った様子を表す言葉ですね。
自分たちの信念を曲げずに真っ直ぐ突き進めば、言葉にも重みが出てくるといっています。
そしてその重みを得た言葉で心を動かされる人も多くいるでしょう。
そこに秘められた可能性は計り知れません。
まさに「芸術は爆発」ですね。