幻太郎の過去が分かる!?感動の歌詞が話題に!

ヒプノシスマイク【シナリオライアー】歌詞の意味を解説!幻太郎がついた嘘は何個?この物語は本当に噓…?の画像

飴村乱数が率いるシブヤ代表のチーム・Fling Posse。

そのメンバーとして登場するのが、夢野幻太郎です。

ミステリアスでつかみどころのない幻太郎。

謎の多い彼の魅力にハマってしまうファンも大勢いるのではないでしょうか。

今回紹介するのは、そんな幻太郎のソロ曲である「シナリオライアー」です。

「シナリオライアー」は、Fling PosseのDivision CD「Fling Posse-F.P.S.M-」に収録されている楽曲

幻太郎の過去について語られている楽曲なのですが…ここでひとつ大きな問題が。

幻太郎といえば、ご存じの方も多いように噓やデタラメを話すことが大好きといった性格の持ち主です。

そのため、この歌詞で語られている幻太郎の過去も、噓なのか本当なのか、明らかにされていません。

ただ、歌詞の内容が非常に感動的で、本当の話っぽく聞こえる部分もあるため、全てが噓とは思いたくない…。

そんな不思議な魅力をもつ楽曲となっています。

夢野幻太郎ってどんなキャラクター?

ヒプノシスマイク【シナリオライアー】歌詞の意味を解説!幻太郎がついた嘘は何個?この物語は本当に噓…?の画像

「シナリオライアー」で書かれている幻太郎の過去をより深く理解するために、まずは幻太郎のプロフィールについて見てみましょう。

彼のおおまかなプロフィールは、以下の通りです。

誕生日:4月1日 / 年齢:24歳 / 身長:177cm / 体重:61kg / 職業:作家
作家。書生のような格好をしている。道行く人の半生や、今後の人生を勝手に想像するのが趣味。説得力のある嘘をつくので、気づかれないことが多いが、相手が信じ込んだところで、「まぁ嘘だけどね」とからかう。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒプノシスマイク

幻太郎は、一瞬でバレるような噓はつきません。

本当の話のように思いこませて「まぁ噓だけどね」とネタバレするのが、彼のやり方です。

同じFling Posseのチームメイトである有栖川帝統は幻太郎の話す噓を信じる傾向にあるため、しょっちゅうからかわれています。

ちなみに、彼の誕生日は4月1日。エイプリルフールの日です。

そのためこの誕生日でさえ本当に正しいものなのか、疑問に思う人もいるようですね。

どこまでが本当で、どこまでが噓なのか。その真相は彼自身しか知りません。

とにかく謎の多い人物、それが幻太郎なのです。

しかし、デタラメを並べて面白い物語を作り出すことが得意なため、それを活かして今は作家をしています。

作家という職業は、まさに彼の天職というべきなのでしょう。

歌詞を紹介しながら幻太郎の過去を詳しく解説!

ヒプノシスマイク【シナリオライアー】歌詞の意味を解説!幻太郎がついた嘘は何個?この物語は本当に噓…?の画像

それでは、本題である「シナリオライアー」の歌詞の内容について、詳しく解説していきましょう。

この歌詞自体、本当に彼の過去を綴ったものなのか怪しい部分はありますが、とりあえずここでは”本当の話”ということで紹介していきます。

幻太郎は一体どのような幼少期や学生時代を過ごしたのか。

なぜたくさん噓をつく人間になったのか。

その真相を歌詞の内容から読み取っていきましょう。

1番の歌詞

お爺さんのデタラメな話を聞いて育った幻太郎

ヒプノシスマイク【シナリオライアー】歌詞の意味を解説!幻太郎がついた嘘は何個?この物語は本当に噓…?の画像

小生が生まれたのは 遠い雪国の寒い日
吐く息も白く染まる 冬の夜の帳に
捨て子だった小生を拾ったのは
歩く事さえ覚束ない とある老夫婦だった

けして裕福とは言えない暮らしの中で
ささやかでも確かな愛を受け育った
お爺さんの話はいつもデタラメで
可笑しくて小生はそれが大好きだった

出典: シナリオライアー/作詞:森心言 作曲:森心言

どうやら幻太郎は、幼少期に本当の両親から捨てられてしまったようです。

しかも、捨てられた場所はなんと真冬の雪国。

きっと生まれたばかりの時に、道端に置き去りにされたのでしょう。

そして、そんな幻太郎のことを温かく迎え入れてくれたのは、決して体が丈夫とはいえない優しい老夫婦でした。

そのまま老夫婦の家で育ててもらうことになった幻太郎。

お爺さんの話すデタラメな話を聞いて喜ぶ…といったささやかで楽しい毎日を過ごしていたようです。

幻太郎の中ではきっと「デタラメな話=面白い話」という認識が小さい頃からあったのでしょうね。

ひとつめの噓

あの冬の夜から丁度十年の日
二人は「欲しい物を一つ上げよう」
と言ってくれたんだ
華やかに輝く 街角のショーケースに
子供の目を惹くオモチャなんていくらでもあった

プレゼントを探す痩せ細った老夫婦に
小生はやりきれない程の感謝を抱いた
「欲しい物なんてない」
それは小生が初めてついた嘘だった

出典: シナリオライアー/作詞:森心言 作曲:森心言

老夫婦に拾ってもらってからちょうど10年目といっているので、恐らく幻太郎が10歳になった時の話なのでしょう。

貧しい暮らしをしていたせいで、長年オモチャや欲しい物を買ってもらえなかった幻太郎。

老夫婦はそのことを申し訳ないと思っていたのでしょう。

だから、10歳になった時にこのようなサプライズを提案したのだと思います。

まだ10歳の子供です。本当は欲しい物もたくさんありました。

でも、老夫婦に気を遣わせてしまうのが申し訳なくて、幻太郎は初めて噓をついたのです。

それに、何かを買ってもらうことよりも、老夫婦のその気持ちが幻太郎にとっての最大のプレゼントでした。

からかいたいとか、騙したいといった動機ではなく、老夫婦への優しさからついた人生初めての噓。

老夫婦や幻太郎の気持ちを考えると、とても泣けてきますね…。

悲劇のヒーローかもしれないけど…