別名・アニソンの女王、水樹奈々の『innocent starter』は、アニメファンでもそうでなくても一度は聴いておくべき名曲!その歌詞の奥深さに驚くこと間違いなしです。『innocent starter』がどれだけ愛されている楽曲かということをご紹介するとともに、印象深い歌詞についても言及していきます。
声優アーティスト 水樹奈々
『innocent starter』は10枚目シングル
今回は、水樹奈々さんの記念すべき10枚目シングル『innocent starter』をご紹介します。
この楽曲は、アニソン女王・声優アーティストとしても有名な彼女の楽曲の中でも特に人気を誇る楽曲です。
2000年にファーストシングル『想い』をリリース後、『innocent starter』をリリースする2004年までに9つの楽曲を発表しています。
自身初のTOP10入り
『innocent starter』はオリコンウィークリーチャートで、初登場9位を記録した楽曲です。
ファーストシングル『想い』がオリコン最高位184位を記録後、セカンドシングル、サードシングルと残念ながら圏外が続いていました。
しかし、一気に挽回!4枚目のシングル『LOVE&HISTORY』にてオリコン49位を記録します。
その後のシングル曲でも、自身のオリコン順位をどんどん更新していきました。
9枚目シングル『パノラマ-Panorama-』がオリコン14位を記録しています。
そして遂に、10枚目シングルの『innocent starter』にて自身初となるTOP10入りを記録しました。
こちらの楽曲をきっかけに「声優アーティスト」としての地位を確立させたともいえるでしょう。
アニソンの女王
アニメ『魔法少女リリカルなのは』OPとして
こちらの楽曲は、アニメ『魔法少女リリカルなのは』オープニングテーマとして使われています。
既存のゲーム作品が元になっているアニメです。
主人公の女の子主人公の自称平凡な小学校3年生・高町なのは(たかまちなのは)。
ある日フェレットに似た動物の姿をしていたユーノという異世界の少年と出会うことから物語は動き出します。
アイテム「ジュエルシード」を託されたことで平凡な少女から一転、魔法少女になってしまいます。
フェイトという、なのはと同じ歳の寂しげな目をした金髪の少女も登場します。
彼女もまた、異世界の人間でした。
フェイトは母親のためにジュエルシードを探し、なのはと対立する存在として登場します。
なのはとフェイトの関係性は、物語が進む最終回に向けて変化していきます。
こちらのアニメはシリーズ作品となっていますが、その中でもこちらのオープニングテーマは人気といわれています。
「NANA SUMMER FESTA 2007」
アンケート1位の人気曲
『innocent starter』は、2007年7月にZepp Tokyoで行われた『NANA SUMMER FESTA 2007』にて実施されたアンケートにおいて、見事1位を記録した人気の楽曲です。
2011年に行われた東京ドームライブでも終盤で披露されました。
ライブの際もアンコールの曲としてよく披露しています。
オリコンTOP10位入りを果たし、アンケートで1位をとった楽曲ということから、ファンの方に愛される楽曲だということがよくわかります。
『innocent starter』楽曲について
曲の特徴は?
ここからは、楽曲の特徴についてご紹介していきます。
この曲は水樹奈々さんが作詞、作曲は大平勉さんが行っています。
大平勉さんは、水樹奈々さんのライブのバックバンド『cherry boys』のキーボードを担当されている方です。
また、先ほど『魔法少女リリカルなのは』のオープニングテーマとして楽曲が使用されているとお伝えしましたが、歌詞がアニメと関連しているという特徴があります。
アニメのストーリーを反映した歌詞
こちらの歌詞は、主人公の高町なのはがフェイトとの出会いから友情が芽生えるまでの気持ちを詠んだ内容になっています。
なのはとフェイトは対立関係にありましたが、アニメの最終回では二人に友情が芽生えます。
また、歌詞の一部と最終回のテーマがリンク関連しているのも特徴です。
アニメの世界観を意識した楽曲となっており、一人称が「ぼく」というところもアニメの世界観を意識したものでしょう。
曲調としては、全体的に優しい雰囲気の曲ですが、軽快なビートのミドルテンポの曲なので聴きやすいところ。
サビの部分も印象的で、耳に残りやすいのも特徴です。
魔法少女というテーマだと、もっとポップなものをイメージしやすいですが、落ち着いた曲という印象があります。