二度とは戻らない恋

忘れられない思い出

肩に担いだ悲しみを
明日に投げ打つ不安らと
繰り返す 一度しかない
夜と朝の口づけを

出典: 口づけ/作詞:星野源 作曲:星野源

2番の歌詞では、忘れられない思い出について語られています。

終わってしまった恋。

輝かしい記憶が多ければ多いほど、それを忘れる苦しみは増します。

未練があるうちは、同じ一日に留まっているようなもの。

明日へと進むことができない気持ちが描かれています。

日々は更新される

未だに思う
あの日 戻れるなら
揺れる 君の髪に
触れられればいいのに

出典: 口づけ/作詞:星野源 作曲:星野源

同じような日々を繰り返しているようでも、毎日は更新されていきます

前日や、それ以上前の日付にも二度と戻ることはできません。

愛しい恋人との時間も同様。

やり直すことも不可能ではありませんが、自分だけの気持ちだけではどうしようもありません。

終わってしまった恋のほとんどは修復できないのです。

人間はそれでも、ノスタルジックになってしまう生き物。

昔を思い出してはかつての恋人を懐かしみ、愛おしく想うものです。

馬鹿馬鹿しいようで美しい恋の風情ともいえるでしょう。

繰り返される恋

何度も口づけを

遠く茨の道さえも
貴方とゆけば頼もしい
一度だけ を繰り返そう
夜と朝の口づけを
夜と朝の口づけを

出典: 口づけ/作詞:星野源 作曲:星野源

この楽曲の始まりと終わりは、同じような歌詞で構成されています。

しかし、違っているのは3行目。

始まりでは、人は何度も恋を繰り返すという事実が描かれていました。

それに対して終わりでは、何度も恋を繰り返そうという意志に変わっています。

恋に焦がれ苦しめられても、一人で生きるよりは二人の方が心強い。

だから、夜と朝が繰り返して新しい一日を向かえるように、何度も恋をしよう。

そんな前向きな気持ちでこの楽曲は締め括られます。

「恋とはどんなものなのか」が美しい情景や言葉で表現された、この作品。

星野源が語ったように、失恋ソングというよりも恋の風情が叙情的に描かれた楽曲でした。

【口づけ】を歌う星野源が見たい方へ

ライブDVDでチェック

星野源【口づけ】歌詞の意味を解釈!気付いたら好き…それが恋?繰り返される恋愛が表現する風情とは!の画像

アコースティックな優しいメロディと風情溢れる歌詞

そんな【口づけ】を歌っている星野源が見たい!

そう思った方もいるのではないでしょうか。

残念ながら、YouYubeでは動画を見つけることはできませんでした…。

しかし、ライブDVDでは歌っている映像を見ることができるようです!

それは2016年1月から3月にかけて行われたLive Tour "YELLOW VOYAGE"のDVD。

このライブアルバム「YELLOW DANCER」の発売を記念して開催されたものです。

そのため、ライブの中では【口づけ】も演奏されています。

気になる方はぜひライブDVDをGETしてくださいね。

DISK2では、ツアーのドキュメンタリーも収録されているようです。

星野源のユーモアが爆発している映像なので、ファンは要チェック!

ちなみに、ライブ映像のセットリストは以下の映像から確認することができます♪

アルバム「YELLOW DANCER」収録曲