歌詞の解説!
歌詞の前に・・・題名について!
題名について触れておきましょう。
「最後までⅡ」というタイトルのⅡというのは、あまり見ない工夫ですよね。
このⅡには実は意味があります。
これは以前に「最後まで」という曲があったからです。
前曲「最後まで」について
前曲「最後まで」は2014年にリリースされた曲です。
この曲は「あなたがいたから一緒に頑張れた」という意味が込められた曲でした。
ではこの「最後までⅡ」という曲にどのような意味が込められているのか。
そういったことを考えながら歌詞を見ていきましょう。
いよいよ歌詞解説
歌詞の解釈にはいろんな見方、考え方があります。
今回もその数多ある解釈の一つとして参考にしてください。
人間故に 孤独が故に
無力さ故に 愚かさ故に
流れ星とか お月様とか
夢を他人任せにしてきたけれど
ほんとにそれでよかったのだろうか
出典: 最後までⅡ/作詞:大志 作曲:大志
人間は完璧ではありません。
機械ではないので、脆く、弱い部分があります。
完璧でなく、不安定な存在だからこそ、自分を無力に、愚かだと感じます。
そして自分たちが不安定な存在と感じるからこそ、絶対的なものに憧れ、それらを崇めます。
それが例えば流れ星だったり、月だったりするわけですね。
そうして自分の夢までも流れ星や月にお願いしたり、他人に任せっきりにしてしまう。
果たしてそれは良いことなのだろうか?という問題提起をしています。
自分の力で叶えられるかもしれないことを
神様にお願いしちゃだめだよ
出典: 最後までⅡ/作詞:大志 作曲:大志
ここはサビの部分ですね。
当然自分の夢や叶えたいことで、自分の力でできることは、自分の力でやるべきだ。
先ほどの提起した問題をここで即座に解答しています。
神様というのは絶対的な存在に見えて、実のところ効力を持つ場面は少ないです。
神に頼るのではなく、自分の力を信じろという強いメッセージを感じますね。
汗かいて べそかいて
もうダメかもって思うまで 走ってみよう
出典: 最後までⅡ/作詞:大志 作曲:大志
最初は苦労するかもしれない。辛さで泣いてしまうかもしれない。
でも、自分の夢なのだから、限界まで頑張ってみようという前向きな歌詞ですね。
恥ずかしいって 思われるほど
思いきり生きてみなよ
笑う奴らもさ
自分で精一杯なはずだから
出典: 最後までⅡ/作詞:大志 作曲:大志
人に笑われたっていい。
人に恥ずかしいって思われるほどやりたいことやろう。
周りの目を気にしてちゃいけない。
大切なことは自分が何をやるか?ということなのでしょう。
周りから笑われたとしても、笑う人も結局自分のことで精一杯なのです。
こころにゆとりや余裕がないから、人のことを笑うのだと思われます。
そのような真理に迫っている歌詞であるという事がわかります。
そいつらが遊び呆けている時おまえは独り
悔しさを 追い風にして進む
その時に 孤独で繋がることができるはず 君と僕で
出典: 最後までⅡ/作詞:大志 作曲:大志
他の人が何もしないで遊び呆けている時に、君はどんどん進んでいく。
また笑われた悔しさバネにしてさらに進んでいけ。
そういう強いエールを送るような歌詞になっていますね。
そして、進んだ先には、実は誰もいない孤独な世界がまっています。
それもそのはず、自分の力で頑張って進んできたのですから、連れ添ってきた人などいません。
しかし、別の場所で苦しみながら進んできた人と今度はそのつらさや孤独を共有できるはず。
その関係性はとても良い関係性になることは間違いないでしょう。
そばにいるのが 絆ではない
離れぬことが 絆ではない
出典: 最後までⅡ/作詞:大志 作曲:大志