メジャーデビュー前のReol!
3人組ユニット「REOL」での活動を終え、2018年からソロ名義で動き出した「Reol」。
新体制になって間もない今も出足は好調。
タイアップなども続々とこなし、相変わらず独自のセンスが光る楽曲を世に送り出しています。
昨今の活躍もめざましい彼女ですが、今回スポットを当てるのはユニット時代よりももっと前の楽曲。
メジャーデビューする前の彼女はニコニコ動画で人気を集める動画投稿者でした。
今とはちょっと違った、その時代だからこその良さもあるものですよ。
最近ファンになったという方も、彼女の原点とも言えるこの時代の曲も知っておきたいですね!
「drop pop candy」を紹介
今回紹介するのは「drop pop candy」という楽曲です。
2014年7月18日に、ニコニコ動画、Youtube共にアップロードされたこの曲。
ニコニコ動画では過去最高1位の文字もあり、当時絶大の人気を誇ったことが垣間見えます。
動画はREOLの3人による作品ですが、当時はユニットが結成される前でした。
歌い手、ボカロP、動画師としてそれぞれの名前で活動していた3人。
しかしほとんどユニットと言ってもいいぐらい、一緒に作品を作っていたようですね。
「No title -」に収録
「drop pop candy」は動画だけではなく、CDにもなっています。
収録されているのは、2014年夏のコミックマーケットで頒布することを目的に作られた「No title -」というアルバム。
このCDのために付けられた3人のユニット名は「あにょすぺにょすゃゃ」というもの。
謎のユニット名ですが、そういうところもニコニコ動画らしいですね。
そしてボカロPを務めるギガの作曲ということもあり、ボーカロイド版の「No title +」も同時に頒布された模様。
Reol本人が歌っているバージョンには負けますが、こちらのバージョンも人気のようですよ。
コミックマーケットのために制作された作品でしたが、現在はAmazonなどでも手に入ります!
「drop pop candy」の楽曲解説
「drop pop candy」ではまさにタイトルを体現したかのようなサウンドを聴くことができます。
ディスコのビートに乗せて、可愛らしいデジタルサウンドを展開。
雨が滴るような効果音が入っている箇所などもあり、遊び心を感じさせます。
歌詞の内容もそうですが、「飴」と「雨」を掛けているのですね!
女の子らしさを前面に押し出したヴォーカル
歌に関しては、最近のReolとは全く違った印象です。
少し鼻にかかったような独特の声質こそ健在ですが、この曲は女の子らしさを前面に押し出したイメージ。
ここまでエフェクトが深く掛かっているものも、この頃ならではでしょう。
れをるとギガが歌うパートが交互に繰り返されるのですが、ギガの歌声も優しげで良いですね。
ポップなイメージを上手く引き立てています。
そして何と言ってもサビで聴ける都会的で颯爽としたメロディが秀逸。
スピード感が心地良いですね!
イラストが可愛いMV
楽曲だけで聴いてももちろん良いのですが、「drop pop candy」は元々動画コンテンツとして制作されたものです。
MVとのシナジーで楽曲の雰囲気も何倍も盛り上がりますよ。
そしてイラストによるMVは動画師のお菊がメンバーに居たからこそのもの。
今から思えば、彼女がユニットに与えていたイメージはとても大きかったのですね。
MVは雨を連想させるような、青を基調にした女の子をメインに繰り広げられます。
単純にイラストを使っているということだけでなく、楽曲に寄り添ったギミックが至る所に仕掛けられていました。
雨の雫がリズムに合わせて落ちて来る描写は可愛らしく、ビルが立ち並んでいくシーンは躍動感たっぷり。
観ていて心躍るような映像になっていましたね!
雨に打たれる彼女は何を思う?歌詞の内容に迫る
ここからは「drop pop candy」の歌詞を読み解いていきましょう。
主人公が雨に打たれているのにはどんな理由があるのでしょうか?
ポップで明るいイメージの曲ですが、歌詞には切ない内容が隠されていますよ!