壮大なスケールでお届けするナンバー
Reol【白夜】
Reolにとって約半年ぶりとなる新曲が2021年7月28日にリリースとなりました。
タイトルは【白夜】(びゃくや)。
同曲はゲームの世界観を元に書き下ろされています。
初披露となった東京公演「Reol Installation Con-cert2021音沙汰」では会場中が涙したと話題になりました。
サビの手前で音を抜く演出がリスナーの心をグッと掴んで引き寄せるようです。
人間誰しもが迷いや不安を抱え、押しつぶされそうになるような日々を過ごすこともあるでしょう。
涙に暮れるような日を乗り越えることは簡単なことではありません。
同曲はそんな孤独な日々の先には希望がありますようにという祈りが込められています。
Reolさんの圧巻な歌声がリスナーの胸を熱くする必聴の1曲です。
ゲーム「白夜極光」のテーマソングに起用
先述したように【白夜】はReolが『白夜極光』というゲームのために書き下ろした楽曲です。
ストーリーの展開が面白く魅力的なキャラクターに豪華声優陣を迎えていることで話題の新作RPG。
光と闇が織りなす世界が舞台で、生物兵器「暗鬼」との戦いを繰り広げていきます。
曲が壮大な世界観にピッタリと融合していて、より一層ゲームのキャラクターに命が吹き込まれていきます。
迷いの渦の中にいる
迷子になっている

白く融け出した夜半 逆さまに数えて432
生まれついての傾斜、これは疾患
みんな麻痺った 壊れた羅針盤
出典: 白夜/作詞:Reol 作曲:Reol
タイトルにもなっている「白夜」は日が沈まない夜のこと。
例えるなら、水の中に白い絵の具を少しだけ垂らしたときに混ざり合う様子が似ているかもしれません。
白く薄明な空に包まれている状態にあることが読み取れます。
この歌詞の主人公「僕」はこの白夜に迷い込んで抜け出せずにいるようです。
少し物事を斜めに見てしまう癖があるのでしょう。
斜めに見てしまうというのは捻くれていたり何に対しても否定的に捉えてしまうこと。
物事があまり上手くいかず悲観的になってしまうこともあるかもしれません。
しかし「僕」はこれを生まれつきで“疾患”だと言っています。
右も左も分からない何の目印もない白夜の中で途方に暮れ、少し疲れているのかもしれません。
誰のことも信用できないといったような自暴自棄になっている様子が窺えます。
自分の目指す場所とは
here we go? 此処ではないどこか
where to go?どこでもない、どうか
何がこんなに悲しいかがわからないんだ
なあ、君もそうだろうか
出典: 白夜/作詞:Reol 作曲:Reol
此処が何処か分からない。
抜け出したいけど何処へ行ったらいいのかも分からない。
白夜はどうやら「僕」自身の心の状態を表しているようです。
何も面白く感じられない、全てにおいて悲観的になってしまっている今のこの状態に嫌気がさしています。
しかもなぜこのような状態になっているのか原因が分からないようです。
原因が分からないとなると解決方法も見つけにくいでしょう。
こんな風に先の見えない不安に駆られているのは「僕」だけなのか?
せめて「同じだよ」と同調してくれる人が居れば少しは安心できるのかもしれません。
前を向くために
諦めていない
undo to undo to redo
強くなりたいよ、自分の為じゃなく
undo to undo to redo
この声が今も君を覚えている
出典: 白夜/作詞:Reol 作曲:Reol