Reolの『失楽園』をピックアップ!

Reol【失楽園】歌詞の意味を解説!テーマは「文明の創造から衰退まで」?人の未熟さをどう受け止める?の画像

琴のような、あるいはハープのような流れる音色で始まるReol『失楽園』

音数がそれほど多くないため、歌詞の輪郭が際立っています。

今回はそんな歌詞をひとつずつ拾いながら、『失楽園』に描かれている物語を紐解きます。

木の文字が表しているものとは

MV歌詞は全て木でできた文字で表示されています。

言葉のインパクトが強くなり、目に歌詞が焼き付きますね。

実はこの文字、CGではなく本物の木で作られた文字であることがオフィシャルサイトで語られています!

CGでは表現できない微妙な陰影を「温かみ」と取るか、「真実から目を逸らすな」というメッセージと捉えるか。

リスナーに委ねられます。

Reolオフィシャルサイト

失楽園のその先は?

『失楽園』が収録されている「文明EP」では、文明をテーマにした4つの収録曲がひとつの物語を構成しています。

『失楽園』はラストを締めくくる曲です。文明も盛者必衰?

『文明EP』はその名の通り、文明をテーマに創造から発展、繁栄、衰退までの起承転結を記した作品で、この「失楽園」はその”結”にあたる退廃を描いた楽曲です。

出典: https://www.reol.jp/news/?id=2d7b566a6d67b9719e3808b08cbe8308&category_id=100

失楽園といえばアダムとイブ

禁断の果実を食べてしまった彼らが神の怒りを買い、罰を受けた上に楽園を追放されてしまうという結末です。

また、TVドラマ映画にもなりましたね!

これらのストーリーと絡めながら歌詞を読み解きます。

線の内側に入ることはできない

Reol【失楽園】歌詞の意味を解説!テーマは「文明の創造から衰退まで」?人の未熟さをどう受け止める?の画像

あたしノーベンバーならさわって
用無し、足す センテンス 繋いで

出典: 失楽園/作詞:Reol 作曲:Reol

「ノーベンバー」はNovember、つまり11月のことでしょうか。

EPの物語の結末に位置する楽曲ですから、年の終盤ということで「11月」かもしれません。

キリスト教では11月2日に「死者の日」があります。

ドラマ「失楽園」は死を覚悟しながら禁忌を犯すというストーリーでした。

このことから、「ノーベンバー」はもうそろそろ終わりが来る、という意味とも捉えられます。

カトリック教会では、諸聖人の日(諸聖人の祭日・万聖節)の翌日の11月2日である。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/死者の日

ようなし、を変換して出てくる言葉として「洋梨」があります。

一見何の脈絡もない果物ですね。創世記といえば「リンゴ」のイメージです。

しかし「禁断の果実=梨」という説もあるのだとか。

「sentence」は文章の最小単位

つまり、最低限の言葉を次々並べていくだけで意思疎通ができる相手がいるのではないでしょうか。

ここまでの歌詞では全体像がつかめませんね。

先を読み進めていきましょう。

したくなっちゃうこと大体が
悪いことなんだよ ごめんね

出典: 失楽園/作詞:Reol 作曲:Reol

旧約聖書の創世記では、禁断の果実を食べたのはアダムとイブの悪戯心ではありません。

しかし禁じられていると分かっていながらも食べてしまったのですから、最終的には彼らの判断だといえるでしょう。

蛇が女に近付き、善悪の知識の木の実を食べるよう唆す。女はその実を食べた後、アダムにもそれを勧めた。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/アダムとエバ