【初恋/Flower】歌詞＆PVを徹底解説！！痛いほどの恋心と「白雪姫」とリンクした映像が眩しい

切ない気持ちで胸がいっぱいになっているのがうかがえます。

前まではこんな風じゃなかったのに…。

不安や寂しさに溢れて、いつも通り過ごせない…。

恋の影響でどんどん「自分が自分でないような感覚」に陥ってしまっているのでしょう。

秋口に吹き抜ける風は強くて寒くて、切ない気持ちを掻き立てますね。

そんな秋風に「胸の中にいっぱいになった恋心」を乗せると歌っています。

そして「私のはじまり」という言葉。

見覚えがありませんか？

そう、「白雪姫」のPVの最後にガラスの林檎に描かれていた文字なのです！

こんなに細かいところまでリンクしているなんて驚きですね♪

では「何が」はじまったのでしょうか？

恋を知っていつもの自分でないことに気が付いた主人公。

いわば新しい自分との出会いともいえますね。

今は切ない気持ちでいっぱいですが、いずれ人を愛する幸せや苦痛を知ることにもなるでしょう。

これは恋心をきっかけに新しく「愛の世界」への扉が開かれたということ。

それを「はじまり」と表現したのだと思います。

「あなた」と普段接しているのに、少し会えないだけで寂しさや不安が高まってしまう。

まさに「恋のはじまり」の感情ですね。

また、好きになればなるほど、「知り合い」や「友達」といった距離感では満足できなくなってしまいます。

特別な存在になりたい。

そう感じたとき、恋心は止められなくなるのではないでしょうか。

恋心を募らせるほどに寂しくなる主人公。

その理由として、あなたとの距離感が影響しているようです。

想いはどんどん大きくなるのに、それに比例してあなたとの距離が縮まるわけではない。

ただ溢れんばかりの恋心が自分の中を駆け巡り続けるだけ。

片想い中の心情をとてもリアルに表現していますね。

ここまで、切ない気持ちで胸が軋むような表現が続きました。

この胸の痛みを癒すたった一つの方法。

それは「あなたに愛してもらうこと」なのでしょう。

抱きしめて…つまり友達以上の関係になりたいということ。

「もうこのまま片思いではいられない」と思ったとき、告白を決意することが多いと思います。

この主人公も、あなたへの愛を貫くことを決意したのでしょう。